ゲーム開発企業であるVirtuos、イギリスの独立系ゲーム開発会社Third Kind Gamesを買収

ゲーム開発企業であるVirtuosは、この日(8月28日)、イギリス最大級の独立系ゲーム開発会社Third Kind Games 社を買収したことを発表した。これにより Virtuos は、長い歴史と教育、メディア、コミュニティーや業界団体などのインフラを備える、世界的なゲームハブとして知られる英国に拠点を構えることとなった。

また、Third Kind Gamesが拠点を置くレミントン・スパは、『Fable』、『Far Cry 5』、『Formula 1』、『Forza Horizon』などの主要なタイトルが生まれた地元のゲーム産業の地であり、今回の買収によってVirtuosは戦略的にその中心に位置づけられることとなった。

Third Kind Gamesは2016年、元アクティビジョンのベテラン9人のチームによって設立された。Virtuosによる買収後も、9人の共同設立者は引き続きThird Kind Gamesを率いる予定。

スタジオチームは、これまで『Fable』、『Forza Horizon 4』、『ハースストーン(Hearthstone)』、『Predecessor』、『Sea of Thieves』などの開発に参画した。同チームは、ゲーム開発モデルの柔軟性を求めるクライアントのニーズに応えるため、2年以内に人員を倍増させることを目指している。

 

■Virtuos StudioであるThird Kind Gamesの最高戦略責任者であるラヴ・タラニー氏

「私たちは、世界的に有名な最大規模のゲーム共同開発パートナーであるVirtuosと提携できることを大変嬉しく思います。これによってThird Kind Gamesのエキサイティングな新章が始まり、私たちのアイデンティティーの中核である革新的かつクリエイティブなビジョンを育み続けながら、Virtuosと共に成長を続け、新たなAAAプロジェクトに挑戦することができます。Virtuosにとって初めての英国での事業展開として、私たちがそのグローバルな足跡を広げる上で重要な役割を果たすことを誇りに思っています、そして、共にゲーム業界の限界に挑戦していくことを楽しみにしています。」

 

■Virtuosの西部地区マネージングディレクターであるクリストフ・ガンドン氏

「Third Kind Gamesの共同設立者たちは、ビジョンと目的を共有することの重要性を体現しています。彼らは、世界でも屈指の密集したゲーム開発拠点で成功を収め、8年以上にわたって国産およびグローバルなAAA IPのポートフォリオを築き上げました。私たちは、コンテンツに対するゲーマーの需要が高まる中で、彼らの共同開発能力の拡大を加速させることに非常に期待しています。また、重要な市場での成長を続け、顧客により近い存在になれることを目指しています。」

 

この買収により、Virtuosのグローバルな事業拡大とサービス提供の成長がさらに強化され、世界トップの外部ゲーム開発企業を目指すという目標が一層進展する。

昨年、Virtuosはアート制作スタジオGlass Eggを通じてダラットに進出し、東京でスタジオを立ち上げたほか、ワルシャワとプラハにエンジニアリングに[MS1] 特化したVirtuos Labsを設立した。最近では、ロサンゼルスのBeyond-FXを買収し、リアルタイムVFXサービスも新たに追加した。

Third Kind Gamesの買収にあたり、Aream & Co. がVirtuosの独占的な買収側財務アドバイザーを務めた。Third Kind Gamesは、Level Up、Hansel Henson、および Burgess Hodgson の助言を受けた。

Virtuos(ヴァーチャス)

会社情報

会社名
Virtuos(ヴァーチャス)
上場区分
kimura
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