AI×CG開発プロダクション「ブラックレリック」が日本とスペインで始動 グリオグルーヴとMegalis創設者のDaniel Perez Ferreiraが共同設立

 

3DCG制作を行うグリオグルーヴは、この日(8月30日)、Megalis創設者のDaniel Perez FerreiraとAI×CGの開発プロダクションである「株式会社BlackRelic(ブラックレリック)」を日本とスペインで設立したことを明らかにした。

ブラックレリックは、Griot Groove 坂本 雅司氏とMegalisVFX FounderのDaniel Perez Ferreira氏が新たに設立した映像制作スタジオ。

スペインと日本を拠点とし、映画・CM・ゲーム業界のトップクリエイターと協力しながら、A.I.やリアルタイムレンダリングなど最先端のテクノロジーを追求する。

Generative AIや機械学習システムは機械的な作業やプロセスを効率化している。技術革新は破壊的な影響をもたらすこともあるが、新たな可能性が生まれ、世界にポジティブな影響をもたらすとみているという。

同社では、この新しい技術の時代においても、人間の要素が創造的活動において最も重要であるとし、人間とAIの境界臨界点/シンギュラリティを切り拓く、としている。

 

▼Daniel Perez Ferreira氏
Megalis 共同創業者。Visual Effectsにおいて15年以上活躍している。ロサンゼルスのBlurでキャリアをスタートし、Sony Pictures Imageworks、Rhythm and Hues、Digital Domainにおいて『アイ・アム・レジェンド』、『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』、『スピード・レーサー』といったアイコン的な映画に携わった。その後日本へ移住し、セガのCGスタジオMARZAの構築を手助けした。そして、『アベンジャーズ』や『バトルシップ』にIndustrial Light & MagicのFX Supervisorとして参加し、『LUCY/ルーシー』ではCG Supervisorを務めた。
最新のプロジェクトとして、トンコハウス制作のNetflixシリーズ『ONI ~ 神々山のおなり』(2022年配信開始)に参加し、また、Netflixシリーズ『THE DAYS』(2023年6月配信開始)ではVFXスーパーバイザーとして参加している。
現在は、業界における才能ある人々と共に、国内および国外プロジェクトに取り組んでいる。

 

▼坂本 雅司氏
グリオグルーヴの創業者であり代表者。約100名のスタッフを率い、映画、コマーシャル、ゲーム、ミュージックビデオ、など様々なジャンルにおける3DCGとVFXに特化したプロダクションを運営している。
日活時代は、「NONFIX」シリーズのドキュメンタリーやNHK-BSの情報番組の制作に参加し、映像作品の企画・制作に深く関与した。グリオ(後のグリオグルーヴ)設立後は、映画『茶の味』でカンヌ映画祭に参加するなど国際的な舞台での作品発表も行っている。映画『HINOKIO』では日本映画テレビ技術協会の映画技術賞を受賞し、その他にも、ガンダム30周年記念作品『Ring of Gundam』など、注目されるプロジェクトに名を連ねている。さらにゲーム業界では、『FINAL FANTASY』シリーズなどのゲームムービー制作に関わり、映像技術で高い評価を受けている。

 

▼株式会社ブラックレリックコーポレートサイト
https://blackrelic.com/