【ゲームエンタメ株概況(9/9)】国内証券が目標株価引き上げのサンリオが大幅反発 決算通過のエイチームは目先材料出尽くしに 業績予想を下方修正のユークスは3日続落
9月9日の東京株式市場では、日経平均は5日続落し、前日比175.72円安の3万6215.75円で取引を終えた。8月の米雇用統計で就業者の伸びが市場予想を下回ったことで米国市場が大幅に下落した流れが国内市場にも波及した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業93銘柄のうち、上昇は32銘柄(34%)、下落は58銘柄(62%)、変わらずは3銘柄(3%)で、下落した銘柄の方が多かった。
中で、コナミグループ<9766>が連日の年初来高値となったほか、ハピネット<7552>も5日続伸して年初来高値を更新した。
SBI証券が投資判断「買い」を継続し、目標株価を3980円から4740円に引き上げたサンリオ<8136>は大幅反発した。
ほか、マイネット<3928>や東京通信グループ<7359>、ワンダープラネット<4199>などが買われた。
半面、前週末9月6日に2024年7月期の決算を発表するとともに、2028年7月期を最終年度とする中期経営計画を発表したエイチーム<3662>は、決算通過による目先の材料出尽くしとみた売り物に押されて3日続落した。
先週末9月6日に2025年1月期通期の連結業績予想の下方修正を発表したユークス<4334>も変わらずを挟んで3日続落となった。
ジェフリーズ証券が同社の投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」に格下げし、目標株価も4600円から4460円に引き下げたスクウェア・エニックスHD<9684>は3日ぶりに小反落した。
そのほか、Aiming<3911>やドリコム<3793>などが売られた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334
会社情報
- 会社名
- 株式会社サンリオ
- 設立
- 1960年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 辻 朋邦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高203億1500万円、営業利益59億6400万円、経常利益63億7400万円、最終利益49億1600万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 8136