【ゲームエンタメ株概況(9/27)】自社株買いを発表のブシロードが大幅続伸　「ポケモン」スマホゲームの海外先行配信を材料にDeNAも買われる

9月27日の東京株式市場では、日経平均は5日ぶりに反落し、前日比903.93円高の3万9829.56円で取引を終えた。自民党総裁選の1回目の投票で高市早苗氏がトップに立ち、積極的な財政政策を期待する買いが大引けにかけて強まった。

ただ、その後の決算投票で石破茂氏が過半数を獲得し、新たな総裁に選出される展開となっており、週明けの市場の反応が注目される。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業93銘柄のうち、上昇は47銘柄(51%)、下落は40銘柄(43%)、変わらずは6銘柄(6%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。

中で、ブシロード<7803>が大幅続伸し、一時391円まで買われた。ブシロードは、前日9月26日に発行済株式総数の3.56％に当たる250万株、10億円を上限とした自社株買いを実施すると発表したことが株価の刺激材料となったようだ。

また、セルシス<3663>やコナミグループ<9766>が年初来高値を更新し、周辺株ではデジタルガレージ<4819>との戦略的パートナーシップが引き続き材料視されたGameWith<6552>は再びストップ高まで買われた。

ほか、スマホゲーム『Pokemon Trading Card Game Pocket』がニュージーランドで先行配信を開始したと伝えられたことを材料にDeNA<2432>も一時1700円台まで買われた。

半面、壽屋（コトブキヤ）<7809>や東映アニメ<4816>、バンク・オブ・イノベーション（BOI）<4393>が安く、enish<3667>の下げがきつい。