【ゲームエンタメ株概況(10/4)】『ウィズダフネ』のリリース日決定のドリコムが後場に入って急動意 国内証券が目標株価引き上げもコナミグループは4日続落
10月4日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比83.56円高の3万8635.62円で取引を終えた。石破茂首相の発言で日銀による早期利上げ観測が後退したことが引き続き市場の心理に影響し、一時は上げ幅200円に迫る場面もあった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業93銘柄のうち、上昇は38銘柄(41%)、下落は47銘柄(51%)、変わらずは8銘柄(9%)で、下落した銘柄の方が多かった。
中で、ドリコム<3793>が後場に入って急動意となり、一時731円まで買われた。ドリコムは、この日の後場場中に「Wizardry」シリーズ最新作のスマートフォン向け3DダンジョンRPG『Wizardry Variants Daphne』の正式リリース日が10月15日に決定したと発表したことが市場の関心を集めたようだ。
また、マイネット<3928>が大幅反発して一時450円まで買われたほか、サンリオ<8136>やタカラトミー<7867>、バンダイナムコHD<7832>もプラス圏での推移となった。
半面、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が4日ぶりに大幅反落した。
野村証券が投資判断「Buy」を継続し、目標株価を1万3500円から1万5700円に引き上げたコナミグループ<9766>は変わらずを挟んで4日続落とさえない動きが続いた。
同様に東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を4070円から4230円に引き上げたKADOKAWA<9468>は一時3289円まで買われる場面があったものの、大引けにかけて値を消す展開となった。
ほか、先日に急動意を見せたジェリービーンズグループ<3070>は利益確定の売り物が続いた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766