【ゲームエンタメ株概況(10/9)】1Q決算の2ケタ超の大幅な増収増益を材料にテンダが年初来高値を更新 サウジ政府系ファンド保有比率低下の任天堂は続落
10月9日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比340.42円高の3万9277.96円で取引を終えた。前日の米国市場高に加え、中国の財政政策への期待が膨らんだことで、上げ幅は一時500円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業93銘柄のうち、上昇は44銘柄(47%)、下落は41銘柄(44%)、変わらずは8銘柄(9%)で、上昇した銘柄のほうがわずかに多かった。
中で、テンダ<4198>は4日続伸し、一時4ケタ大台に乗せるなど年初来高値を更新した。テンダは、前日10月8日に発表した2025年5月期の第1四半期決算が2ケタ超の大幅な増収増益となったことが市場から素直に評価されたようだ。
また、DeNA<2432>が年初来高値を更新し、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>や東映アニメ<4816>なども買われた。
新作『ドラゴンボール Sparking! ZERO』のアーリーアクセス開始が新たな材料となったバンダイナムコHD<7832>は5日続伸し、年初来高値を更新した。
半面、任天堂<7974>が続落した。任天堂は、10月8日に提出された変更報告書でサウジアラビアの政府系ファンドによる保有株比率が8.58%から7.54%に低下したことが判明したことが市場から嫌気されたようだ。
ほか、前日は新作『ディズニー ピクセルRPG』の好発進を材料に前日買われたガンホー<3765>は朝方買われ、年初来高値を更新する場面があったものの、一巡後は利益確定の売り物に押される展開となった。
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- 株式会社テンダ
- 設立
- 1995年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 取締役会議長 小林 謙/代表取締役社長CEO 薗部 晃
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高51億7500万円、営業利益5億4500万円、経常利益5億4700万円、最終利益3億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4198
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832