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ケイブ<3760>は、10月11日、2025年5月期の第1四半期(6~8月)の連結決算を発表、主力のゲーム事業をけん引役に大幅な増収増益を達成した。
売上高29億7100万円(前年同期比36.2%増)
営業利益1億2900万円(同92.1%増)
経常利益3億6500万円(同210.0%増)
最終利益3億7000万円(同221.9%増)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①ゲーム事業 売上高26億6100万円(前年同期比24.0%増)、セグメント利益1億500万円(同20.2%増)
2023年11月にリリースした『東方幻想エクリプス』は、総ダウンロード数が55万人を超え、メインストーリーの追加やイベント開催によりユーザーの満足度向上を図るための施策を実施した。また、2024年7月には、ユーザーにより楽しんでもらえるよう他のプレイヤーと連携して遊べる「協力戦」機能を実装し、ユーザー同士の繋がりやコミュニケーションを強化した。今後もユーザーの定着や継続率の向上を重視し、長期的に楽しんでもらえるコンテンツを目指していく。『ゴシックは魔法乙女』は、新規流入施策として『東方幻想エクリプス』とのコラボ企画を実施した。ユーザー数、課金状況ともに目標を上回る推移となり、売上増加に繋がった。
連結子会社でらゲーでは、主要ゲームである『モンスターストライク』や『キングダム乱 -天下統一への道-』が安定的に推移し、グループの業績に引き続き大きく貢献した。テレビ朝日と共同で出資した製作委員会において開発を行っていた新規スマートフォンゲーム『メテオアリーナ』は、9月18日にリリースとなった。さらなる成長を目指し、新規ゲームの開発・顧客満足度の向上に努めていく。
②動画配信関連事業
連結子会社capableのライブ配信事業は、ライブ配信プラットフォームの多様化、ライバーの急速な増加などにより競争が激化した。ライバー管理業務の複雑化に伴う利益率の悪化に対応するため、効率的な運営体制を構築し、利益率の向上を図ることで、引き続き一定の利益を確保していく。YouTube事業は、主力コンテンツによる広告収入が堅調に推移をしており、安定的な売上の創出に貢献した。
新たな成長戦略の一環として店舗型事業に参入した。マーケティングや販売促進を強化し、顧客の獲得、ビジネス機会の拡大を目指して取り組んでいく。
また、第1四半期より連結子会社としたサクセスプラスについては、受託案件が想定通りに推移し、のれん償却をこえる利益水準となった。
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■2025年5月期予想は非開示
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2025年5月期通期の連結業績予想については非開示。現時点でグループ全体の合理的かつ信頼性のある業績予想の算定及び公表が困難であるため、としている。
※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760