ワコム、9月中間決算は営業利益123%増の54億7500万円 ペンタブやディスプレイ製品の赤字減、ソリューション好調

ワコム<6727>は、10月30日、2025年3月期 第2四半期の連結決算を発表し、売上高573億1500万円(前年同期比3.1%増)、営業利益54億7500万円(同122.9%増)、経常利益47億8500万円(同4.1%減)、最終利益34億7000万円(同8.8%減)だった。

・売上高:573億1500万円(同3.1%増)
・営業利益:54億7500万円(同122.9%増)
・経常利益:47億8500万円(同4.1%減)
・最終利益:34億7000万円(同8.8%減)

ペンタブレットやディスプレイ製品の赤字幅が縮小したほか、OEM提供などのデジタルペン技術のテクノロジーソリューションも増収増益となった。経常利益がマイナスになったのは前年同期にあった為替差益がなくなり、逆に為替差損が発生したことによる。

ブランド製品事業は、売上高は148億2300万円(前年同期比13.2%減)、セグメント損失は11億0600万円(前年同期はセグメント損失20億1600万円)となった。ディスプレイ製品、ペンタブレット製品ともに売上高が前年同期を下回ったことから、ブランド製品事業全体としての売上高は前年同期を下回った。

テクノロジーソリューション事業は、売上高は424億9100万円(前年同期比10.3%増)、セグメント利益は93億2400万円(同34.8%増)となった。AES(アクティブES:Active Electrostatic)テクノロジーソリューションの売上高が前年同期を下回ったが、EMR(EMR:Electro Magnetic Resonance)テクノロジーソリューションの売上高が前年同期を上回ったことから増収増益となった。

 

■2025年3月期の業績見通し

2025年3月期の業績は、売上高1200億円(前期比1.0%増)、営業利益85億円(同20.4%増)、経常利益85億円(同13.7%減)、最終利益62億円(同35.9%減)、EPS42.69円を見込む。

・売上高:1200億円(同1.0%増)
・営業利益:85億円(同20.4%増)
・経常利益:85億円(同13.7%減)
・最終利益:62億円(同35.9%減)
・EPS:42.69円

計画に対する進捗率は、売上高47.8%、営業利益64.4%、経常利益56.3%、最終利益56.0%となっている。

・売上高:47.8%
・営業利益:64.4%
・経常利益:56.3%
・最終利益:56.0%

株式会社ワコム
https://www.wacom.com/ja-jp

会社情報

会社名
株式会社ワコム
設立
1983年7月
代表者
代表取締役社長兼CEO 井出 信孝
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
6727
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