【ゲームエンタメ株概況(11/6)】任天堂が3日ぶりに反発 2Q決算を発表のバンダイナムコHDは後場に入って急動意 1Q赤字決算のグリーは大幅反落
11月6日の東京株式市場では、日経平均は大幅続伸し、前日比1005.77円高の3万9480.67円で取引を終えた。米大統領選で共和党候補のトランプ前大統領が優勢と伝わったことで、為替が大きく円安方向に振れたこともあり、国内市場は幅広い銘柄に買いが広がり、上げ幅1000円超に達した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業94銘柄のうち、上昇は94銘柄のうち、上昇は49銘柄(52%)、下落は40銘柄(43%)、変わらずは5銘柄(5%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、任天堂<7974>が3日ぶりに反発した。任天堂は前日11月5日に第2四半期決算を発表するとともに、通期業績予想の下方修正を発表したものの、直近の株価動向で既に株価に織り込み済みとの見方が大勢を占めたようだ。
また、サンリオ<8136>が続伸し、連日の年初来高値更新となった。サンリオは、岩井コスモ証券が投資判断「A」を継続し、目標株価を3900円から5000円に引き上げたことが新たな評価材料となったもよう。
前場引け後に2025年3月期の第2四半期決算を発表したバンダイナムコホールディングス<7832>は、その決算内容があらためて評価材料となり、後場に入って急動意を見せた。
ほか、DeNA<2432>が連日の年初来高値更新となったほか、GENDA<9166>やカヤック<3904>なども高い。
半面、グリー<3632>が大幅反落し、一時420円まで売られた。グリーは、前日11月5日に発表した第1四半期決算が大幅減収・赤字計上での着地となったことが市場から嫌気されたようだ。
2024年9月期の連結決算が減収減益での着地となったイー・ガーディアン<6050>も反落した。
そのほか、ドリコム<3793>や日本ファルコム<3723>、カバー<5253>などが安い。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- 株式会社サンリオ
- 設立
- 1960年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 辻 朋邦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高203億1500万円、営業利益59億6400万円、経常利益63億7400万円、最終利益49億1600万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 8136
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832