KADOKAWAゲーム事業、第2四半期決算は売上高11%増の103億円、営業益28%増の36億円と増収増益…『エルデンリング』とDLCが「力強くけん引」
KADOKAWA<9468>は、この日(11月7日)、2025年3月期 第2四半期(24年7~9月)のゲーム事業の業績を公表し、売上高が前年同期比10.9%増の103億8500万円、営業利益が同27.6%増の36億6600万円と増収増益を達成した。四半期売上高が100億円乗せは2022年4~6月以来、営業利益30億円超えは2023年1~3月以来となる。
同社では、フロム・ソフトウェアが発売した『ELDEN RING』のダウンロードコンテンツ『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』の国内外の販売が好調に推移したことに加え、同作本編のリピート販売も増加に転じ、セグメント全体の業績を力強くけん引した、としている。
他方、費用面では、フロム・ソフトウェアでのストックオプション費用に加え、モバイルゲームでの評価減17億円を計上したが、増収効果で吸収した。
同社では、今後、中長期成長のための、開発パイプラインの拡張を図るとともに、コンソール・PC向けゲームでは自社パブリッシング範囲拡大のための体制を構築する。モバイルゲームは、開発スタジオの新規開拓などタイトル数増加・クオリティ向上に向けた施策を進めている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468