11月12日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前営業日比157円23銭安の3万9376円09銭でこの日の取引を終えた。朝方は前日の米国株式市場の上昇を好感して買い優勢で始まり、一時は333円40銭高の3万9866円72銭まで買われる場面があった。後場に入ると、一転して売りものに押されたが、引けにかけては下げ渋った。トランプ政権への警戒感が根強く、半導体関連を中心に下落した。
【主要指数】
・日経225: 39,376.09(-157.23)
・TOPIX: 2,741.52(+1.84)
・ドル/円: 154.06(+0.34)
こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている94銘柄のうち、上昇は37銘柄(39%)、下落は50銘柄(53%)、変わらずは7銘柄(7%)で、下落した銘柄の方が多かった。
ハピネット<7552>が続伸。同社は本日11月12日に第2四半期決算の発表を控えており、第1四半期決算の好業績からこの第2四半期決算もその内容を期待した先回り買いの動きが出たようだ。カバー<5253>やガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>も同様に買われた。
この四半期決算では、好業績銘柄が素直に物色される流れが出て来ていることが背景とみられる。
中外鉱業<1491>が急騰。前日11月11日に2025年3月期連結業績予想の上方修正を発表したことが株価の刺激材料となっているようだ。営業利益を6億6000万円から11億8000万円に引き上げた。
コーエーテクモホールディングス<3635>が小幅ながら6日続伸。この日は東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を1710円から1890円に引き上げたことが株価の下支えとなった。
他方、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が6日ぶりに反落。前日までの5日続伸で上げ幅が600円超に達しており、目先の過熱感の高まりから売り物に押される展開となっているようだ。アイビス<9343>、サイバーステップ<3810>、GENDA<9166>なども売られた。