【ゲームエンタメ株概況(12/6)】自社株買いを発表のSEH&Iが5日ぶりに大幅反発　国内証券が投資判断格下げのスクエニHDは5日ぶりに反落

12月6日の東京株式市場では、日経平均は5日ぶりに反落し、前日比304.43円安の3万9091.17円で取引を終えた。米国市場のハイテク株安やフィラデルフィア半導体株指数の下落を受けて、国内市場も半導体関連株などを中心に売りが先行し、一時は下げ幅が450円を超えた場面もあった。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は32銘柄(33%)、下落は58銘柄(60%)、変わらずは6銘柄(6%)で、下落した銘柄の方が多かった。

中で、グリー<3632>が続伸したほか、ガーラ<4777>やcoly<4175>、ユークス<4334>の上昇が目立った。colyとユークスはいずれも来週予定している決算発表を意識した動きとみることもできそうだ。

前日12月5日に発行済株式総数の0.71%に当たる12万株、3000万円を上限とする自社株買いを実施することを発表したSEH&I<9478>は5日ぶりに大幅反発した。

半面、SMBC日興証券が同社の投資判断を「1」から「2」に格下げし、目標株価も6000円から5900円に引き下げたスクウェア・エニックスHD<9684>は5日ぶりに反落した。

家庭用大手ゲーム株では、任天堂<7974>やコナミグループ<9766>なども売られた。

この日の大引け後に決算発表を控えていたエイチーム<3662>は、小幅ながら4日ぶりに反落した。