ガンホー、ゲーム開発力強化を目的に『ブレフロ』や『FFBE』開発で知られるエイリムを買収　gumiはブロックチェーンの金融領域に注力

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、この日(12月18日)、ゲーム開発会社のエイリムを買収すると発表した。gumi<3903>より全株式を5億8900万円で取得する。取得予定日は12月27日。これに伴いgumiは特別利益3億6600万円を第3四半期(24年11月～25年1月)に計上する予定。

エイリムは、ユーザーに面白いと感じられるサービスを提供することにこだわりをもって取り組む開発会社で、グローバルでもヒットした『ブレイブフロンティア』をはじめ、『ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス』『Voice of Cards』シリーズなどの開発実績を持っている。

ガンホーでは、グローバル配信を見据えたゲーム開発に注力しており、今後の開発体制拡充のため、エイリムをグループに迎え入れることにした、としている。徹底的にゲームを作り込むゲーム会社同士の組み合わせだけに、どんなタイトルが生み出されるのか注目される。

gumiでは、モバイルゲームはオリジナルタイトルの開発を原則中止し、IPタイトルに集中する一方、ブロックチェーンゲームのパイプラインの見直しを実施した。また、暗号資産市場が活発化していることを背景に金融領域を新しい収益の軸とするための取り組みを推進している。こうした事業環境と戦略に基づき、経営資源の配分を最適化するため、今回の決定に至った、としている。

なお、現在当社が開発中の『ブレイブ フロンティア バーサス』の開発には影響がなく、引き続き、来年のリリースに向けて、鋭意開発を進めていく、としている。