MIXI、2Q(4~9月)決算は営業益129%増 デジタルエンターテインメント事業の利益改善と投資事業の貢献で大幅増益に スポーツ事業も黒字回復

  • MIXI<2121>は、1月14日、2025年3月期の第2四半期(4~9月)の連結決算を発表、デジタルエンターテインメント事業の利益率の改善に加え、タイミー<215A>株式の一部売却などによる投資事業の貢献が大きく、大幅な増益を達成した。

    売上高688億2000万円(前年同期比7.6%増)
    営業利益87億4800万円(同129.5%増)
    経常利益90億1600万円(同139.7%増)
    最終利益52億2700万円(同132.3%増)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①デジタルエンターテインメント事業 売上高401億3900万円(前年同期比6.8%減)、セグメント利益161億7500万円(同20.3%増)
    主力の『モンスターストライク』は、ARPUは前年並みであったものの、前年に10周年施策の実施があったため相対的にMAUが減少し、前中間連結会計期間と比較して売上高が減少した。なお、前年は10周年施策コストの計上があったことや、事業撤退によるコスト削減により、セグメント利益は増加した。

    ②スポーツ事業 売上高182億3600万円(同21.2%増)、セグメント利益7億1800万円(前年同期8億7600万円の赤字)
    ベッティング事業は、スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」およびチャリ・ロトでオンライン車券販売高が増加し、前年同期比で売上を順調に拡大した。観戦事業は、FC東京の物販が好調であったことや、前年に同社の一部サービス終了による一時的な費用計上があったことにより、セグメント利益が増加した。なお、千葉ジェッツがホームアリーナとして利用する「LaLa arena TOKYO-BAY」が4月に竣工し、5月にお披露目イベントを実施した。

    ③ライフスタイル事業 売上高54億5500万円(同19.9%増)、セグメント損益5億1300万円の赤字(前年同期6億8200万円の赤字)
    「家族アルバム みてね」は、注力商材(みてねプレミアム、写真プリント、みてねみまもりGPS)が好調であったことから売上を順調に拡大した。一方、海外ユーザー獲得のためのプロモーションおよび体制強化への投資を積極的に行った。

    ④投資事業 売上高49億5300万円(同332.3%増)、セグメント利益24億700万円 (同244.6%増)
    タイミー株式の一部売却や、出資するファンドの損益取込みを行った。

  • ■通期業績予想は変更なし

  • 2025年3月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高1470億円(前期比0.1%増)
    営業利益185億円(同3.5%減)
    経常利益175億円(同11.7%増)
    最終利益120億円(同69.4%増)

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
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