【ゲームエンタメ株概況(1/20)】真『真・三國無双 ORIGINS』が好調のコーエーテクモHDが反発 証券会社が投資判断格下げの任天堂は続落

1月20日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比451.04円高の3万8902.50円で取引を終えた。米国の12月住宅着工件数や鉱工業生産指数などが市場予想を上回ったことで前週末の米国市場が上昇した流れを引き継ぎ、国内市場も朝方から買いが先行した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は57銘柄(59%)、下落は34銘柄(35%)、変わらずは5銘柄(5%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、コーエーテクモHD<3635>が反発した。コーエーテクモHDは、新作『真・三國無双 ORIGINS』が国内Steamのセールスラキングで首位に立つなど好調な推移を見せていることが株価の評価材料となっているようだ。
また、前週末1月17日に連結子会社CROOZ SHOPLISTの全株式をMEDIQUITOUSに譲渡することを発表したクルーズ<2138>が5日ぶりに反発した。同社は「SHOPLIST事業」の譲渡により、「ITアウトソーシング事業」を軸に据えた事業構造への早期転換が進むことへの期待が買いを誘っているもよう。
ほか、クシム<2345>やmonoAI<5240>、gumi<3903>などが買われ、大引け前に子会社DigonとAMELAジャパンのオフショア開発事業における戦略的業務提携をマイネット<3928>が引けにかけて強含みの推移となった。
半面、モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」に格下げした任天堂<7974>が続落した。
そのほか、IGポート<3791>やサン電子<6736>、テイツー<7610>などが安い。

会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高141億9100万円、営業損益10億2500万円の赤字、経常損益8億3700万円の赤字、最終損益5億3000万円の赤字(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆1649億2200万円、営業利益2825億5300万円、経常利益3723億1600万円、最終利益2788億600万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高831億5000万円、営業利益321億1900万円、経常利益499億8800万円、最終利益376億2800万円(202年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635