【ゲームエンタメ株概況(1/24)】『ポケポケ』で2つの新拡張パック実装発表でDeNAが買われる 月次売上好調のGENDAは大幅続伸
1月24日の東京株式市場では、日経平均は5日ぶりに小反落し、前日比26.89円安の3万9931.98円で取引を終えた。朝方は買いが先行したものの、日銀が金融政策決定会合への様子見から次第に値を消す展開となった。金融政策決定会合で政策金利を0.25%程度から0.5%程度へと引き上げる利上げが発表されると、引けにかけてもやや弱含みの推移が続いた。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は75銘柄(78%)、下落は19銘柄(20%)、変わらずは2銘柄(2%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が一時2900円台まで買われるなど強さを見せた。DeNAは、ポケモン、クリーチャーズと共同開発した『ポケポケ』に2つの新拡張パックを1月30日に実装すると発表したことが市場の関心を集めたようだ。
また、前日1月23日に発表した2024年12月度の売上進捗レポート(速報値)で全社合計の売上が前年同月比106.7%増と好調だったGENDA<9166>が大幅続伸した。
みずほ証券が投資判断「買い」を継続し、目標株価を6500円から7400円に引き上げた東宝<9602>は反発した。
JPモルガンが投資判断「オーバーウエート」、目標株価1万1600円とした任天堂<7974>や、投資判断「オーバーウエート」、目標株価4100円としたカプコン<9697>も高い。
半面、日本ファルコム<3723>が反落し、バンク・オブ・イノベーション<4393>やコムシード<3739>なども安い。
JPモルガンが投資判断「アンダーウエート」、目標株価4800円と家庭用大手ゲーム株の中で唯一低い評価を打ち出したスクウェア・エニックス<9684>は反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- 東宝株式会社
- 設立
- 1932年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 社長執行役員 島谷 能成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 営業収入2833億4700万円、営業利益592億5100万円、経常利益630億2400万円、最終利益452億8300万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9602
会社情報
- 会社名
- 株式会社GENDA
- 設立
- 2018年5月
- 代表者
- 代表取締役会長 片岡 尚/代表取締役社長 申 真衣
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高556億9700万円、営業利益53億7000万円、経常利益52億1600万円、最終利益41億7800万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9166