【ゲームエンタメ株概況(1/27)】子会社再編と国内証券のカバレッジ開始でIGポートが続伸 新作『Disney STEP』の事前登録開始のドリコムが急騰

1月27日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比366.18円安の3万9565.80円で取引を終えた。前週末の米国市場の半導体株安を受けて、国内でも値がさの半導体関連株が売られ、下げ幅は一時400円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は51銘柄(53%)、下落は37銘柄(39%)、変わらずは8銘柄(8%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、ブシロード<7803>や東映<9605>などが買われたほか、IGポート<3791>が続伸した。IGポートは、前週末24日に子会社のプロダクション・アイジーが同じく子会社でアニメスタジオのシグナル・エムディを吸収合併するグループ再編を発表したことに加え、いちよし経済研究所が投資判断「A」、目標株価4000円でカバレッジを開始したことが株価の評価材料となったようだ。
また、リアルライフ宝探しゲーム『Disney STEP』の事前登録を開始したドリコム<3793>は、アプリストアの動きもあって、発表に先駆けて急騰する場面があった。
大和証券が投資判断を「3」から「2」に格上げし、目標株価も3000円から4100円に引き上げたバンダイナムコHD<7832>は4日続伸した。
半面、前週末に買われたDeNA<2432>やGENDA<9166>が安く、2024年12月期の連結業績予想の下方修正を発表したmonoAI technology<5240>は反落した。
SHIFT<3697>は大幅反落し、終値ベースで1月14日以来の1300円台割れとなった。

会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高126億5500万円、営業利益1億1200万円、経常利益5300万円、最終損益10億3500万円の赤字(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793
会社情報
- 会社名
- 株式会社IGポート
- 設立
- 1987年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 石川 光久
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高145億9800万円、営業利益14億2600万円、経常利益14億2000万円、最終利益8億2800万円(2025年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3791
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 浅古 有寿
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆2415億1300万円、営業利益1802億2900万円、経常利益1864億7000万円、最終利益1293億100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832
会社情報
- 会社名
- monoAI technology株式会社
- 設立
- 2013年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 本城 嘉太郎
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5240