
1月28日の東京株式市場は続落。日経平均株価は、前営業日比548円93銭安の3万9016円87銭でこの日の取引を終えた。中国の新興企業ディープシークが開発したAIモデルの発表で米国のハイテク株が売られた流れを引き継いだ。半導体関連を中心に売られ、一時679円75銭安まで売られる場面があった。
【主要指数】
・日経225: 39,016.87(-548.93)
・TOPIX: 2,756.90(-1.17)
・ドル/円: 155.92(+1.40)
・ダウ: 44,713.58(+289.33)
・ナスダック: 19,341.83(-612.47)
・SOX: 4,853.24(-548.93)
こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は80銘柄(83%)、下落は13銘柄(14%)、変わらずは3銘柄(3%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
GENDA<9166>が大幅反発。前日1月27日に子会社ギャガが展示会やイベントにおける企画、設計、監理および制作などを行うディー・エイトを買収すると発表したことが材料視された。

コーエーテクモホールディングス<3635>が昨年来高値を更新。前日1月27日に発表した第3四半期決算は2ケタ超の減収減益となったものの、『真・三國無双 ORIGINS』が好調なセールスを見せているが、新たに『Rise of the Ronin』Steam版をリリースすると発表した。
なお、野村證券が同社株のレーティング「ニュートラル」の継続とし、目標株価を1500円から1800円に引き上げたと観測されているが、この日の同社株は目標株価を上回って推移している。

ゲームやアニメ、玩具などのセクター全体に出遅れ感があり、幅広く物色されたようだ。ハピネット<7552>や任天堂<7974>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、IGポート<3791>、東宝<9602>、コナミグループ<9766>、タカラトミー<7867>などが買われた。
半面、メガチップス<6875>が大幅安となった。特に目立った材料は観測されていないが、半導体関連の下落の影響を受けたようだ。サイバーステップ<3810>、オルトプラス<3672>、サン電子<3624>、ユークス<4334>、アクセルマーク<3624>などもさえない。

