サイバーエージェント、第1四半期決算は営業利益32%増の83億円 ABEMAが損失改善、メディア&IP事業が黒字転換 ネット広告も拡大
サイバーエージェント<4751>は、1月29日、2025年9月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高2038億4200万円(前年同期比5.6%増)、営業利益83億0100万円(同32.1%増)、経常利益88億0600万円(同35.9%増)、最終利益50億7100万円(前年同期は4億7200万円の損失計上)だった。
・売上高:2038億4200万円(同5.6%増)
・営業利益:83億0100万円(同32.1%増)
・経常利益:88億0600万円(同35.9%増)
・最終利益:50億7100万円(同4億7200万円の損失計上)
投資を継続してきたABEMAを中心とするメディア&IP事業が黒字転換したことに加えて、インターネット広告も堅調に伸びた。ゲーム事業は、既存タイトルの落ち込みで減収減益となった。
① メディア&IP事業
メディア&IP事業には、「ABEMA」、「WINTICKET」等が属しており、重層的に売上を積み上げ、売上高は556億3800万円(前年同期比10.5%増)と好調に推移した。また、「ABEMA」の損失改善が寄与し、営業利益は14億1600万円(前年同期間7億9600万円の損失計上)となった。
② インターネット広告事業
インターネット広告事業には、インターネット広告事業本部、AI事業本部等が属している。新規開拓等が奏功し、売上高は1177億9200万円(前年同期比11.8%増)、営業利益は60億1200万円(前年同期比6.1%増)となった。
③ ゲーム事業
ゲーム事業には、Cygames、Colorful Palette、QualiArts、サムザップ、アプリボット等が属している。好調な新規タイトルがある一方で、既存タイトルの落ち込みがあり、売上高は382億4700万円(前年同期比15.1%減)、営業利益は33億5200万円(前年同期比4.1%減)となった。
④ 投資育成事業
投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は4億6500万円(前年同期比24.8%減)、営業利益は8500万円(前年同期比16.0%減)となった。
■2025年9月期の業績見通し
2025年9月期の業績は、売上高8200億円(前期比2.1%増)、営業利益420億円(同0.4%増)、経常利益420億円(同1.3%増)、最終利益210億円(同29.3%増)、EPS41.46円を見込む。株価収益率は27.4倍となる。
・売上高:8200億円(同2.1%増)
・営業利益:420億円(同0.4%増)
・経常利益:420億円(同1.3%増)
・最終利益:210億円(同29.3%増)
・EPS:41.46円
【通期計画に対する進捗率】
・売上高:24.9%
・営業利益:19.8%
・経常利益:21.0%
・最終利益:24.1%
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751