三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、2月10日付けのレポートで、コーエーテクモホールディングス<3635>の今後12ヵ月間の目標株価を660円から860円に引き上げた。レーティングについては「Outperform」の継続としている。
MUMSSでは、同社の目標株価の設定に当たって、PBR1倍水準でかつ20%のディスカウントを行っていたが、ソーシャルゲーム事業の拡大による収益安定性が増すことを鑑み、ディスカウントを廃止した、としている。
同時に、第3四半期の決算発表と決算説明会を踏まえ、今後3カ年の業績予想の見直しを行い、2011年3月期の営業利益を40億円から45億円に、2012年3月期を46億6000万円から51億6000万円に、2013年3月期の営業利益を41億5000万円から56億5000万円に増額した。ソーシャルゲーム事業の収益拡大を考慮した、とのこと。
なお、MUMSSでは、今後のソーシャルゲーム事業の営業利益について、今期7億円、来期16億円、再来期20億円としている。従来予想は、それぞれ2億円、8.5億円、11億円だった。