【ゲームエンタメ株概況(1/31)】通期業績予想を据え置きの東映アニメが大幅反落 3Q営業赤字転落や無配継続のドリコムも反落
1月31日の東京株式市場では、日経平均は3日続伸し、前日比58.52円高の3万9572.49円で取引を終えた。前日の米国市場高に加え、国内の決算発表による好業績銘柄物色の動きもあり、一時は167円高まで買われる場面があった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は27銘柄(28%)、下落は64銘柄(67%)、変わらずは5銘柄(5%)で、下落した銘柄の方が多かった。
中で、モバイルファクトリー<3912>が反発し、終値ベースで4ケタ大台を回復したほか、IGポート<3791>やトーセ<3912>などが買われた。モバイルファクトリーは、前日1月30日に発表した2024年12月期の連結決算の順調な業績内容があらためて評価される動きになっているようだ。
タカラトミー<7867>は7日続伸と強さを見せた。
半面、前日1月30日に発表した第3四半期決算が売上高と営業利益で過去最高業績を更新したものの、その数値が市場の期待に届かなかったことや、通期業績予想を据え置いたことが市場の失望売りを誘う形になった。東映アニメ<4816>が大幅反落した。
同じく決算関連では、第3四半期決算が2600万円の営業赤字に転落したことに加え、「未定」としていた2025年3月期の配当について無配を継続すると発表したドリコム<3793>も反落した。
ほか、KLab<3656>や東映<9605>が安く、前日は『ポケポケ』の新拡張パック登場を材料に買われたDeNA<2432>は反発した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816