サイバーステップ、Bacoor dAppsとWeb3技術を活用した事業の推進を目的として業務提携 新たなWeb3ゲーム『Eggle(仮)』を共同開発

  • サイバーステップ<3810>は、2月3日、Bacoor dAppsとWeb3技術を活用した事業の推進を目的とする業務提携を実施することを発表した。

    同社グループは、主にオンラインゲーム事業において、自社開発・自社サービスの強みを最大限に活用しタイトル開発を続けてきたが、2025年より暗号資産関連事業の強化を掲げ、新たな市場開拓を進めている。本提携の一環として、Bacoor dAppsと連携し、ブロックチェーン技術を活用したエコシステムの構築に取り組んでいく。

    Bacoor dAppsは、イーサリアム向けウォレットアプリ「HB Wallet」や、クリプト上級者向け「KEYRING PRO」の開発・運営を行う企業であり、国内外で50万ダウンロードを達成した国産ウォレットの開発実績を有している。

    今回の提携を通じて、同社のゲーム事業における強みと、Bacoor dAppsが持つWeb3領域の専門技術を融合させ、ブロックチェーン技術を活用した革新的なデジタルコンテンツの創出を目指す。また、本提携を通じて、同社の企業理念である「世の中にないもの、誰もやらないもの」の実現に向けて、新たな市場価値を創出していく。

    <業務提携の内容>
    ①Web3ゲームの共同開発
    ・Bacoor dAppsのブロックチェーン技術を活用し、新たなWeb3ゲーム『Eggle(仮)』を共同開発。2025年前半のグローバルリリースを目指す。
    ・本ゲームでは、MetaMaskやウォレットコネクトだけでなく、最新のパスキー(生体認証)ウォレットにも対応し、従来のクリプトユーザーだけでなく一般ユーザーでも簡単に利用できる環境を提供する。
    ・Bacoor dAppsが開発する「ペイマスター」機能を導入し、ゲーム内ミームコインによるガス代の支払いを可能にすることで、Web3サービスの参入障壁を大幅に低減する。

    ②NFTおよびミームコインの活用
    ・Bacoor dAppsが開発するERC-6551対応のNFT技術を導入し、NFTが単なるデジタル資産ではなく、独立したウォレットとして機能するシステムを構築。
    ・ゲーム内で獲得したアイテムやトークンをNFTに直接紐づけて管理することが可能となり、既存のコンテンツやシステムとの連携を強化。
    ・Web3ゲームにおけるミームコインの発行・運用を進め、新たな収益モデルを構築。

    ③Web3エコシステムの拡大
    ・既存のゲーム・デジタルコンテンツのWeb3化を推進し、NFTマーケットプレイスやDeFiサービスと連携。
    ・フィジカル商品とNFTを融合させたマーチャンダイジング(MD)商品の制作・展開を計画。
    ・ゲーム内トークンを分散型取引所(DEX)で活用し、ステーキングや資産運用などの金融活動と統合。

    本提携を通じて、同社とBacoor dAppsは、ブロックチェーン技術を活用した新たなエンターテインメント体験を提供し、次世代のデジタルエコシステムを構築していくとしている。

    この業務提携による2025年5月期の同社連結業績に与える影響は軽微であると見込みだが、今後、開示すべき事由が発生した際には速やかに公表するとしている。

サイバーステップホールディングス株式会社
https://cshd.cyberstep.com/

会社情報

会社名
サイバーステップホールディングス株式会社
設立
2000年4月
代表者
代表取締役社長 湯浅 慎司/創業者 代表取締役会長 佐藤 類
決算期
5月
直近業績
売上高25億400万円、営業損益17億8700万円の赤字、経常損益19億1600万円の赤字、最終損益16億9500万円の赤字(2025年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3810
企業データを見る