SANKYO、25年3月期の営業利益を610億円から710億円に上方修正…遊技機の単価堅調、パーラーの設備更新も活発

SANKYO<6417>は、2月4日、2025年3月期連結業績予想の上方修正を行い、売上高1900億円(前回予想1800億円)、営業利益710億円(同610億円)、経常利益720億円(同620億円)、最終利益515億円(同420億円)、EPS234.6円(同191.48円)とした。

・売上高:1900億円(前回予想1800億円)
・営業利益:710億円(同610億円)
・経常利益:720億円(同620億円)
・最終利益:515億円(同420億円)
・EPS:234.58円(同191.48円)

従来予想からの修正率は、売上高5.5%増、営業利益16.3%増、経常利益16.1%増、最終利益22.6%増となっている。

・売上高:5.5%増
・営業利益:16.3%増
・経常利益:16.1%増
・最終利益:22.6%増

【前年実績との比較】
・売上高:4.5%減
・営業利益:2.0%減
・経常利益:1.6%減
・最終利益:4.2%減

 

同社では、遊技機の販売単価が堅調に推移したことに加えて、新紙幣への対応やスマート遊技機普及をきっかけにパーラーの設備更新需要が活発だったことが主な要因と説明している。

パチンコ機関連事業においては、スマートパチンコ機(スマパチ)を対象としたゲーム性の拡充を商機と捉え、第3四半期以降、スマパチを中心としたラインナップで攻勢をかけ、順調に販売台数を伸ばしてきたものの、型式試験の適合状況や競合状況などを鑑み、今期投入を予定していた新規1タイトルを来期に延期させたことから、当初の販売台数計画24万7000台に対し22万3000台となる見込み。

一方、パチスロ機関連事業においては、スマートパチスロ機(スマスロ)登場以降、同社グループのスマスロ人気が続いており、複数タイトルの増産ニーズに対応したことに加え、新機種販売も好調に推移したことから、当初の11万9000台を上回る13万1000台となる見込みとなった。

以上の結果、パチンコ・パチスロのトータルでの遊技機販売台数は、概ね計画通りの台数であった一方、パチンコの主力機種やパチスロの増産機種を中心に販売単価が堅調に推移したことに加え、補給機器関連事業でも新紙幣への対応やスマート遊技機普及をきっかけに、パーラーの設備更新需要が活発であったことから、売上高と各利益が前回発表予想を上回る見通し。

会社情報

会社名
株式会社SANKYO
設立
1966年4月
代表者
代表取締役社長CEO(最高経営責任者) 石原 明彦/代表取締役副社長執行役員COO(最高執行責任者) 富山 一郎
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
6417
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