Sports Interactive、『Football Manager 25』の発売中止…2度の延期も望まれたレベルに近づけることは難しいと判断

Sports Interactiveは、この日(2月7日)、『Football Manager 25』の発売を中止することを明らかにした。社内での広範な議論と、セガとの入念な検討を行った結果としている。発売日を二度変更していた。すでに受け付けていた予約については返金対応または払戻しを行うとのこと。

『Football Manager 25』では、一世代かけてシリーズにおける技術およびビジュアル面での最大の進化を生み出し、それを次の時代への礎石とすることを目指していたが、さまざまな困難、そして多くの不慮の事態により、目標としたことを達成できていないという。

発売延期はゲームを望まれたレベルに近づけることを企図してのことだったが、スケジュールを調整しても望まれた水準に達することができないと判断した、としている。今後は現在は次回作に向けて注力していく。

なお、『Football Manager 24』はサプスクリプションプラットフォーム上で引き続きプレイできるよう、様々なプラットフォームパートナーおよびライセンサーと契約延長について協議しているという。

【追記】
セガサミーホールディングス<6460>は、UI・グラフィックを刷新、新要素を追加し同シリーズの大幅な進化を目指すも、品質の確保に想定以上の時間を要すると判明し、３月の発売までに期待する製品品質を確保することが難しいと判断、開発を中止したと説明した。ただ、今回の開発過程で蓄積した開発資産は、次回作の開発に活かしていくとのこと。また第3四半期に棚卸資産の評価損も計上したという。