ゲオHD、第3四半期決算は営業利益26%減の98億円 リユース成長も新品商材が落ち込む ゲーム機とソフトで前年の反動減

ゲオホールディングス<2681>は、2月7日、2025年3月期 第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高3161億5600万円(前年同期比3.4%減)、営業利益98億1900万円(同26.4%減)、経常利益109億8700万円(同23.7%減)、最終利益64億4300万円(同30.8%減)だった。

・売上高:3161億5600万円(同3.4%減)
・営業利益:98億1900万円(同26.4%減)
・経常利益:109億8700万円(同23.7%減)
・最終利益:64億4300万円(同30.8%減)

リユース系商材が全体的に伸長したものの、新品商材が大きく落ち込んだ。新品商材では、前年同期は家庭用ゲーム機本体と新作のヒット作品で大きく売上を伸ばしており、今期はその反動が出た、としている。

リユース系リユース商材の動向として、国内の状況では物価上昇による生活防衛に加え、エシカル消費行動など従前からのリユース需要継続はあるものの、今年は秋以降も暑さが続き秋冬物衣料の動きは鈍いスタートとなった。しかし12月には冬らしい寒さとなり、成長フェーズ継続を確認することができた。一方、海外では直営店方式での出店により活動範囲を広げ、世界のリユース市場における認知度向上を図り各地域において着実に店舗数、売上を拡大している。以上の結果、リユース系リユース商材全体の売上は前年同期比12.6%増の1403億5200万円となった。

メディア系リユース商材の動向としては、ゲーム関連商材はダウンロード版ソフト普及が進むものの、家庭用ゲーム機「PlayStation 5」本体のリユース流通量増加や旧作ゲームソフトの根強い人気、ゲームユーザー数の増加が下支えとなり、前年並みの売上となった。また、スマートフォンやタブレット端末等のリユース通信機器市場の拡大に合わせ、店頭サポートスタッフを配置した「GEO mobile」をショッピングモール等へ出店し小売販売に注力している。以上の理由によりメディア系リユース商材全体の売上は前年同期比12.5%増の615億1300万円となった。

新品商材の動向としては、前年は需給バランス改善による家庭用ゲーム機本体の販売増及び大型新作タイトルのリリースがあり売上高増加要因となったが、第3四半期累計はその反動減により、売上は前年同期比30.1%減の734億3900万円となった。

 

■2025年3月期の業績見通し

2025年3月期の業績は、売上高4360億円(前期比0.5%増)、営業利益120億円(同28.6%減)、経常利益120億円(同36.0%減)、最終利益60億円(同45.0%減)、EPS151.10円を見込む。株価収益率は12.2倍となる。

・売上高:4360億円(同0.5%増)
・営業利益:120億円(同28.6%減)
・経常利益:120億円(同36.0%減)
・最終利益:60億円(同45.0%減)
・EPS:151.10円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:72.5%
・営業利益:81.8%
・経常利益:91.6%
・最終利益:107.4%

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