メガチップス、第3四半期決算は営業利益55%減の19億7100万円と大幅減益…任天堂ハードの端境期でカスタムメモリの需要減退

メガチップス<6875>は、2月7日、2025年3月期 第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高345億4400万円(前年同期比27.4%減)、営業利益19億7100万円(同55.8%減)、経常利益23億9900万円(同22.8%減)、最終利益33億9900万円(同62.8%増)だった。

・売上高:345億4400万円(同27.4%減)
・営業利益:19億7100万円(同55.8%減)
・経常利益:23億9900万円(同22.8%減)
・最終利益:33億9900万円(同62.8%増)

アミューズメント事業において需要が減少したこと、ASIC事業において受託開発売上(NRE売上)が堅調に推移したものの、顧客の在庫調整により需要が減少したことにより、売上高は345億4400万円(前年同期比27.4%減)、営業利益は19億7100万円(前年同期比55.8%減)となった。

同社は、ゲームソフトウェア格納用LSI(カスタムメモリ)を提供しており、任天堂向けの比率が大きい。直近、Nintendo Switch2の情報が出てくるととともに、Nintendo Switchの販売台数が落ち着いてきたこともあり、同社の業績にも影響が出ているようだ。

経常利益は受取利息が2億2400万円発生したこと、為替差益が1億6200万円発生したこと等により23億9900万円(前年同期比22.8%減)となった。

最終利益は、第1四半期にSiTime Corporation株式の一部売却による投資有価証券売却益が40億3500万円、投資有価証券評価損が9億6300万円それぞれ発生したこと等により33億9900万円(前年同期比62.8%増)となった。

 

■2025年3月期の業績見通し

2025年3月期の業績は、売上高450億円(前期比22.3%減)、営業利益23億円(同58.1%減)、経常利益25億円(同27.7%減)、最終利益50億円(同11.4%増)、EPS292.55円を見込む。株価収益率は倍となる。

・売上高:450億円(同22.3%減)
・営業利益:23億円(同58.1%減)
・経常利益:25億円(同27.7%減)
・最終利益:50億円(同11.4%増)
・EPS:292.55円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:76.8%
・営業利益:85.7%
・経常利益:96.0%
・最終利益:68.0%

株式会社メガチップス
https://www.megachips.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社メガチップス
設立
1990年4月
代表者
代表取締役社長 肥川 哲士
決算期
3月
直近業績
売上高752億5600万円、営業利益70億3000万円、経常利益78億5700万円、最終利益275億4400万円(2022年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6875
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