【ゲームエンタメ株概況(3/3)】ビットコイン価格上昇による連想買いでgumiが大幅反発 新作『モンハンワイルズ』が好発進のカプコンも反発

3月3日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比629.97円高の3万7785.47円で取引を終えた。前週末に1000円超の下落となっていたこともあり、自律反発を狙った買いが先行した。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は72銘柄(75%)、下落は19銘柄(20%)、変わらずは5銘柄(5%)で、上昇した銘柄が多数を占めた。

中で、米トランプ大統領が米政府による戦略備蓄を検討している暗号資産(仮想通貨)の対象を明らかにし、ビットコイン価格が大きく上昇したこともあって、gumi<3903>が大幅反発したほか、その周辺株としてコロプラ<3668>やサイバーステップ<3810>なども買われた。

新作『モンスターハンターワイルズ』がSteam売上ランキングで国内のみならずグローバルでも首位を快走しているカプコン<9697>は反発した。

coly<4175>やアルファポリス<9467>なども高く、サンリオ<8136>は5日ぶりに反発した。

周辺株では、親会社のイオン<8267>がグループ会社のイオンモール<8905>とイオンディライト<9787>の完全子会社化を発表したことを受け、イオンファンタジー<4343>にも思惑買いが入り、3日ぶりに急反発した。

半面、ポケモンとクリーチャーズと共同開発した『ポケポケ』で新テーマ拡張パック「超克の光」をリリースしたDeNA<2432>は目先の過熱感を意識した売り物に押されて大幅反落した。

新作『Disney STEP(ディズニー ステップ)』をリリースしたドリコム<3793>は、目先材料出尽くしとみた売り物に押されて、後場に入って一段安した。

ほか、任天堂<7974>やソニーグループ<6758>がさえず、バンク・オブ・イノベーション<4393>やKLab<3656>も安い。

株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
企業データを見る
株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
企業データを見る
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
企業データを見る