DLE、ミドルクオリティのアニメを低コストかつ短納期で実現する「オルタナティブ・アニメ」事業を開始 第1弾は『野原ひろし 昼メシの流儀』
ディー・エル・イー(以下「DLE」)は、拡大傾向が続くアニメビジネス業界へ提供する新たなサービスとして「オルタナティブ・アニメ」事業の開始を発表する。
■プロジェクト概要
「オルタナティブ・アニメ」事業とは、テレビ放送や配信を目的とした30分のアニメ・シリーズ(1クール、全12話)をメインの領域として、DLEのAdobe Animateによる制作ノウハウを活かし進化させたミドルクォリティのアニメーションを通常の2Dアニメ会社よりも低コスト且つ短期間で制作するというもの。
■アニメーション業界の課題とオルタナティブ・アニメ
近年のアニメビジネスの世界的活況によって、日本のアニメ制作のスタジオ各社の制作状況は逼迫し、昨今では作品の完成が4~5年先になると言われている。そのような環境下で、DLEは当事業がIPホルダーやコンテンツプロバイダー、製作委員会などの問題の解決策となるものと考えている。
企画からローンチまでが数年先になるのが常態化するアニメビジネスの世界で、原作などのIP(知的財産)が旬のうちに制作、公開することでビジネスの成功確度をあげることを目指し、DLEは当事業を開始する判断をした。
■展開作品
当事業の第1弾として、3月12日に発表された「クレヨンしんちゃん」のスピンオフコンテンツ『野原ひろし 昼メシの流儀』(BS朝日で2025年10月より放送)のアニメ制作を担当しており、現在鋭意制作中。
(C)臼井儀人・塚原洋一/「野原ひろし 昼メシの流儀」製作委員会
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エル・イー(DLE)
- 設立
- 2001年12月
- 代表者
- 代表取締役社長執行役員CEO 小濵 直人
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高17億500万円、営業損益5億5900万円の赤字、経常損益5億9000万円の赤字、最終損益5億2000万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3686