ポールHD、25年1月期は海外ソリューションを牽引役に過去最高の売上高を達成 事業整理費用やゲーム共同開発追加負担を計上も増益に

  • ポールトゥウィンホールディングス<3657>は、3月14日、2025年1月期の連結決算を発表、海外ソリューションが牽引し、過去最高の売上高を達成した。

    営業利益は、海外ソリューションにおける事業整理費54億200万円、メディア・コンテンツにおけるゲーム共同開発追加負担2億2900万円が発生したものの、増収効果もあって増益を確保した。

    売上高522億2500万円(前々期比11.8%増)
    営業利益7億8600万円(同76.4%増)
    経常利益7億5600万円(同43.8%増)
    最終損益6億9200万円の赤字(前々期19億2000万円の赤字)

    業務の種類ごとの状況は以下のとおり。

    ①国内ソリューション 売上高は 245億9000万円(前々期比4.5%増)
    Tech市場向けのソフトウェアテストやシステム開発は案件の大型化が進み、当業務の売上高成長を牽引した。

    ②海外ソリューション 売上高202億4100万円(同25.8%増)
    海外のゲーム業界の環境が持ち直してローカライズやカスタマーサポートが増加したこと、音声収録の大型スポット案件の受注があったこと、Ghostpunch Gamesの事業譲受による新規連結寄与や円安効果によって売上高が大きく増加した。

    ③メディア・コンテンツ 売上高73億9300万円(同4.1%増)
    事業の選択と集中により不採算事業の撤退を進めつつも、アニメ制作では制作単価向上もあり売上高が増加した。

  • ■2026年1月期は増収増益見込む

  • 2026年1月期通期の連結業績予想については、以下のとおりで増収増益を見込んでいる。

    メディア・コンテンツは事業縮小により減収を見込むが、国内・海外ソリューションが連結増収を牽引するとしている。

    売上高550億5200万円(前期比5.4%増)
    営業利益12億200万円(同52.9%増)
    経常利益11億5800万円(同53.2%増)
    最終利益3億1000万円(前期6億9200万円の赤字)

ポールトゥウィンホールディングス株式会社
https://www.phd.inc/

会社情報

会社名
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
設立
2009年2月
代表者
代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
決算期
1月
直近業績
売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3657
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