【ゲームエンタメ株概況(3/17)】2Q決算が黒字転換のエイチームが続伸 「ホロライブ」が大阪・関西万博への出演決定のカバーも買われる
3月17日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比343.42円高の3万7396.52円で取引を終えた。前週末の米国市場でのハイテク株高を受けて、国内市場も半導体関連株などに買いが先行し、一時は上げ幅500円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は49銘柄(51%)、下落は41銘柄(43%)、変わらずは6銘柄(6%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、エイチーム<3662>が続伸した。エイチームは、前週末3月14日に発表した第2四半期決算が黒字転換を果たしたことが株価の評価材料となったようだ。
また、大阪・関西万博のEXPOアリーナ「27日第2部」にVTuber事務所「ホロライブプロダクション」が出演することが決定したと発表したカバー<5253>が買われた。
岡三証券が投資判断「強気」を継続し、目標株価を3700円から4600円に引き上げたソニーグループ<6758>が続伸した。
ほか、クシム<2345>やモブキャストHD<3664>が物色を集め、米国子会社の事業開始の準備が完了したことを明らかにした壽屋(コトブキヤ)<7809>も続伸した。
半面、2025年1月期決算が『ブレイクマイケース』の広告宣伝費拡大と協業案件の新作開発費用の先行で大幅な赤字継続となったcoly<4175>が大幅反落した。
決算関連では、2025年1月期決算が従来の最終黒字予想から一転最終赤字での着地となったポールHD<3657>も4日ぶりに反落した。
そのほか、円谷フィールズHD<2767>やサイバーステップ<3810>なども売られた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662
会社情報
- 会社名
- 株式会社coly(コリー)
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高50億6400万円、営業損益8億1300万円の赤字、経常損益7億9400万円の赤字、最終損益8億3000万円の赤字(2023年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4175
会社情報
- 会社名
- カバー株式会社
- 設立
- 2016年6月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 谷郷 元昭
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高301億6600万円、営業利益55億3600万円、経常利益56億2300万円、最終利益41億3700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5253