【ゲームエンタメ株概況(3/27)】暗号資産金融とAIデータセンター参入のイオレS高 上方修正イマジニア3日続伸 子会社で不適切な会計処理のサイバー続落

3月27日の東京株式市場は3日ぶりの反落。日経平均株価は、前営業日比227円32銭安の3万7799円97銭でこの日の取引を終えた。トランプ米大統領が全ての輸入車に対して25%の関税を課すと発表したことが嫌気されて、自動車関連を中心に売り優勢となった。一時470円安となる場面があったが、期末の配当権利取りなどの動きが下支えしたという。

【主要指数】
・日経225: 37,799.97(-227.32)
・TOPIX: 2,815.47(+2.58)
・ドル/円: 150.41(-0.17)
・ダウ: 42,454.79(-132.71)
・ナスダック: 17,899.02(-372.84)
・SOX: 4,508.74(-227.32)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は40銘柄(42%)、下落は48銘柄(50%)、変わらずは8銘柄(8%)で、下落した銘柄の方が多かった。

個別銘柄では、イオレ<2334>がストップ高。前日、暗号資産金融事業とAIデータセンター事業を開始すると発表したことが材料視された。あわせて日本アジア投資系のファンドを引受先とする第三者割当増資と新株予約権の発行を行って資金調達を行う。

 

イマジニア<4644>が3日続伸。前日3月26日、2025年3月期通期の連結業績を上方修正したことが材料視された。配当についても引き上げている。

 

エーアイ<4388>が小反発。前日、400名超のVライバーが所属する「IRIAM」大手事務所Lapis Liveを買収すると発表したことが材料視された。

 

セガサミーホールディングス<6460>が変わらず。朝方から小幅安でもみあっていたが、引けにかけて買いが入りプラスに転じた。みずほ証券が同社株のレーティング「買い」の継続とし、目標株価を3400円から3700円に引き上げた。

 

グリーホールディング<3632>が続伸。傘下のWFSが参加するスマホゲーム『魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra』が本日3月27日より正式サービスを開始したとのこと。

 

他方、サイバーエージェント<4751>が続落。前日、連結子会社CyberOwlにおける不適切な会計処理が判明したことが嫌気された。これに伴い、予定していた「Amebaブログ」などを内包するAmebaLIFE事業と一部アフィリエイト事業の移管を中止する、とした。

 

コーエーテクモホールディングス<3635>が反落。前日、昨年来高値を更新していた。この日、新作『Winning Post 10 2025』『Venus Vacation PRISM』を発売した。国内Steamのセールスランキングで首位に立ったが、利益確定の売りに押された。権利取りの動きもあって底堅さを見せた。

  

■ゲーム・エンタメ関連株一覧