【ゲームエンタメ株概況(4/14)】2月期決算で明暗 SKジャパンやエディア、UNEXT高くイオンファン、ケイブが安い【チャート掲載】

4月14日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前営業日比396円78銭高の3万3982円36銭でこの日の取引を終えた。一時740円01銭高の3万4325円59銭まで買われる場面があった。前週末の米国株式市場の上昇した流れを引き継いだ。電子部品や半導体関連を中心に幅広い銘柄が買われたものの、米国の関税政策は依然として不透明感が強いため、上値追いの動きは限定的だった。

 

【主要指数】
・日経225: 33,982.36(+396.78)
・TOPIX: 2,488.51(+21.60)
・ドル/円: 142.81(-0.77)
・ダウ: 40,212.71(+619.05)
・ナスダック: 16,724.46(+337.15)
・SOX: 3,990.90(+396.78)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は64銘柄(67%)、下落は28銘柄(29%)、変わらずは4銘柄(4%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。

個別銘柄では、キャラクターグッズやクレーンゲームの景品を手掛けるエスケイジャパン<7608>が一時ストップ高まで買われた。この日、25年2月期の決算を発表し、営業利益が前の期比23.9%増の12億2900万円だった続く26年2月期も5.8%増の13億円と成長を見込む。26年2月期の年間配当も31円と前期から4円増える。

 

エディア<3935>が大幅続伸。この日、25年2月期の連結決算を発表し、売上高36億0700万円(前の期比10.1%増)、営業利益2億6200万円(同62.6%増)と大幅増益を達成した。続く26年2月期も売上高40億円(同10.9%増)、営業利益3億5000万円(同33.2%増)と引き続き増益を見込んでいる。同時に、発行済株式総数の8%に相当する50万株・2億円を上限とする自己株式の取得を行うことも明らかにした。

 

また、好決算のU-NEXT HOLDINGS<9418>やサウジ企業と連携のGLOE<9565>のほか、KADOKAWA<9468>、松竹<9601>が年初来高値を更新した。ハピネット<7552>、クルーズ<2138>なども高い。

 

他方、イオンファンタジー<4343>が大幅反落。25年2月期決算は最終赤字18億1600万円と会社計画(最終赤字11億円)を下回ったほか、26年2月期もコンセンサス33億円を下回ったことが嫌気された模様。シリコンスタジオ<3907>、SHIFT<3667>もさえない。

 

ケイブ<3760>も反落。決算発表日である4月11日に先回り買いが入っていたこともあって、利益確定の売りに押されているようだ。同社は、4月11日、第3四半期累計(24年6月~25年2月)の連結決算を発表し、営業利益が前年同期比31.9%減の8億8600万円だった。自社パブリッシングゲームを始めとした既存事業が拡大したものの、新作『メテオアリーナ』について再始動に向けた改修費用が先行したという。

 

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