【ゲームエンタメ株概況(4/15)】好決算&自社株買いでエディアが年初来高値を更新 新作情報を近々に公開予定のワンダープラネットは6日続伸
4月15日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比285.18円高の3万4267.54円で取引を終えた。前日の米国市場がトランプ大統領の関税をめぐる柔軟な姿勢を受けて反発した流れを受け、国内市場も朝方から買いが先行した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は48銘柄(50%)、下落は39銘柄(41%)、変わらずは9銘柄(9%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、エディア<3935>が4日続伸し、年初来高値を更新した。エディアは、2025年2月期の好決算発表に加え、好調な今期展望や50万株、2億円を上限とする自社株買いの発表も材料に買いが続く格好となったようだ。
また、ワンダープラネット<4199>が6日続伸し、一時900円台に乗せる場面もあった。ワンダープラネットは、第2四半期決算の内容はさえなかったものの、「有力IPタイトルのうち今夏リリース予定のタイトルを近々に公表予定」としていたことが市場の関心を集めたもよう。
ほか、東京通信グループ<7359>やコムシード<3739>、バンク・オブ・イノベーション<4393>なども買われた。
半面、テンダ<4198>が4日ぶりに大幅反落し、一気に800円台を割り込んだ。テンダは、子会社のテンダゲームスが予定していた有力タイトルの配信開始が遅れたことで、2025年5月期通期の連結業績予想を下方修正したことが市場から嫌気されたもようだ。
同じく決算関連では、2026年2月期の業績予想が減収減益見通しと、市場の期待を下回る内容となった東宝<9602>が続落した。
そのほか、GLOE<9565>の下げがきつく、マイネット<3928>やアルファポリス<9467>、東映<9605>なども安い。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エディア
- 設立
- 1999年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 賀島 義成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高32億7700万円、営業利益1億6100万円、経常利益1億5800万円、最終利益1億5000万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3935
会社情報
- 会社名
- 株式会社テンダ
- 設立
- 1995年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 取締役会議長 小林 謙/代表取締役社長CEO 薗部 晃
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高51億7500万円、営業利益5億4500万円、経常利益5億4700万円、最終利益3億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4198
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高24億4900万円、営業利益1億2100万円、経常利益1億1300万円、最終利益9200万円(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199
会社情報
- 会社名
- 東宝株式会社
- 設立
- 1932年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 社長執行役員 島谷 能成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 営業収入2833億4700万円、営業利益592億5100万円、経常利益630億2400万円、最終利益452億8300万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9602