
玄光社は、メカニックデザイナー・大畑晃一氏が手掛けたビジュアルをまとめた作品集『ART OF BATTLE 大畑晃一ロボットクロニクル」を4月22日に刊行した。価格は4180円(税込)。
大畑氏は、80年代に全盛期を迎えた日本のロボットアニメにおいて、骨太で独創的なデザインのロボットを生み出し、日本だけでなく海外での熱狂的なファンを持つメカニックデザイナー。
本書は、これまで大畑氏が生み出してきたメカデザインの原画やバトルシーンにつながるイメージボードなど、貴重な資料を数多く掲載した作品集となっている。
■本書の特徴
・タイトル『ART OF BATTLE(戦いの美術)』に込めた思い
大畑氏は、ロボットやモンスターを創造する際に、それぞれのキャラクターが戦う姿を思い描きながら、デザインの細部にそのイメージを反映させていく。本書のタイトルにもなっているコンセプト「アート・オブ・バトル(戦いの美術)」は、大畑氏がメカニックデザイナーとしてデビューした1980年代から現在に至るまでの、“戦い"にまつわる創作の軌跡を詰め込んだ一冊。
・骨太で独創的な80年代を代表するロボットのデザイン原画&アートボード
『亜空大作戦スラングル』や『装鬼兵M.D.ガイスト』、『トップをねらえ!』など大畑氏が手掛けた80年代を代表するロボットアニメに登場した独創的でかっこいいメカのデザインラフや原画、アクションシーンを生み出したアートボードなどを貴重な画稿を数多く掲載。
・幻の企画用デザイン&スケッチ、描き下ろしエッセイを収録
大畑氏が制作に参加したが実現しなかった幻の企画が多数存在する。その際に書かれた数々の画像を「供養」(本人談)のために初公開。これまでの半生を綴った描き下ろしエッセイ『私的ロボットデザイン狂想曲』を収録している。
■掲載作品
亜空大作戦スラングル、銀河漂流バイファム、超力ロボ ガラット、超攻速ガルビオン、機動戦士Zガンダム、忍者戦士飛蔭、戦艦スターシャ、装鬼兵M.D.ガイスト、ザ・ウォージェント、GOD BLESS DANCOUGA、大魔獣激闘 鋼の鬼、トップをねらえ!、破邪大星弾劾凰II、機動戦士ガンダム 逆襲のシャア、超音戦士ボーグマン、魔動王グランゾート、聖獣機サイガード、魔神英雄伝ワタル 超魔神伝説、超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-、赤いハヤテ、ダイバーロック、疾風! アイアンリーガー、ジェノサイバー虚界の魔獣、ヤマトタケル、装鬼兵M.D.ガイスト2~デスフォース~、ガサラキ、BLUE GENDER、V・MONSTER、変身女子高生パティ、UN-13ガルガロック、爆裂天使、ドラゴンランサー、新幹線変形ロボシンカリオン、新幹線変形ロボシンカリオンZ





■大畑晃一 プロフィール
1962年7月26日、愛知県生まれ。1983年『亜空大作戦スラングル』のサブメカデザインでデビューし、1986年に自身の企画・原案で制作した『装鬼兵M.D.ガイスト』を発表した。以降は特撮、CG、アニメーション作品で監督、デザインワーク、アクション演出などに関わる。
■書籍仕様
『ART OF BATTLE 大畑晃一ロボットクロニクル』
価格:4180円(本体3800円+税)
発売日:2025年4月22日
判型:A4判(210mm×297mm)
ページ数:208p
ISBN:9784768319239
出版社 :玄光社