
5月1日の東京株式市場は6日続伸。日経平均株価は、前営業日比406円92銭高の3万6452円30銭でこの日の取引を終えた。前日の米国株高に加えて、マイクロソフトとメタ・プラットフォームズの時間外取引での上昇を手がかりに買い優勢で始まった。買い一巡後に伸び悩む場面があったものの、日銀金融政策決定会合後に為替が円安に動いたことを好感して後場に入って一段高となった。
【主要指数】
・日経225: 36,452.30(+406.92)
・TOPIX: 2,679.44(+12.15)
・ドル/円: 144.27(+1.21)
・ダウ: 40,669.36(+141.74)
・ナスダック: 17,446.34(-14.98)
・SOX: 4,230.09(+406.92)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は28銘柄(29%)、下落は62銘柄(65%)、変わらずは6銘柄(6%)で、下落した銘柄の方が多かった。
決算発表を行った銘柄から見ていくと、コーエーテクモホールディングス<3635>が反落。25年3月期決算は、営業利益が前の期比12.7%増の321億円で着地したものの、続く26年3月期については前期比3.5%減の310億円と減益見通しとした。前日に年初来高値を更新していたこともあり、この日は利益確定の売りに押されたようだ。Nintendo Switch 2への期待が大きく、下値では押し目買いが入っており、底堅い動きを示している。

これ以外の大手ゲームについては、任天堂<7974>やスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、カプコン<9697>、コナミグループ<9766>が年初来高値を更新した。バンダイナムコホールディングス<7832>も堅調。前日買われたセガサミーホールディングス<6460>は利食い売りに押されたようだ。バンダイナムコとセガサミーには出遅れ感があるように見えるが果たして。




まんだらけ<2652>が小反発。前日に2025年3月の月次売上高について、既存店が前年同月比3.8%増の13億5500万円、全店が同4.2%増の13億6100万円だったと発表したことが手がかり。「まんだらけ ZENBU126号」のオークションやメルカリShopsが貢献したとのこと。

東宝<9602>が反落。東海東京証券が「アウトパフォーム」継続としたものの、野村証券とみずほ証券がレーティングを引き下げたとの観測が出ている。ただ、いずれも目標株価を引き上げている。
・野村「Buy」→「ニュートラル」、7400円→8200円
・みずほ「買い」→「中立」、7400円→8300円
・東海東京「アウトパフォーム」継続、7340円→8650円

このほか、coly<4175>やCRI・ミドルウェア<3698>も年初来高値を更新。他方、前日大幅高となったAiming<3911>が利益確定の売りに押されたほか、monoAI technology<5240>、クシム<2345>がさえない。



■ゲーム・エンタメ関連株一覧
