コーエーテクモHD、26年3月期は増収減益の見通し 『NINJA GAIDEN4』や『ゼルダ無双 封印戦記』など大型タイトル下期集中 パイプラインも公開

コーエーテクモホールディングス<3635>は、4月30日、2026年3月期の業績について、売上高920億円(前期比10.6%増)、営業利益310億円(同3.5%減)、経常利益370億円(同26.0%減)、最終利益270億円(同28.2%減)、EPS85.49円と増収減益を見込んでいることを明らかにした。
・売上高:920億円(同10.6%増)
・営業利益:310億円(同3.5%減)
・経常利益:370億円(同26.0%減)
・最終利益:270億円(同28.2%減)
・EPS:85.49円


25年3月期と同様、下期に売上と利益が集中する見通し。プラチナゲームズとの共同タイトル『NINJA GAIDEN 4』を25年秋、任天堂との共同タイトル『ゼルダ無双 封印戦記』を今冬に提供するなど、大型タイトルが下期に集中する。
このほか、Nintendo Switch2初参戦タイトル『信長の野望・新生 with パワーアップキット Complete Edition』(25年6月)や『WILD HEARTS S』(25年7月)、『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ~』(25年中)を発売する。
これ以外に、IP許諾タイトルとして『NINJA GAIDEN: Ragebound』も2025年に発売となる予定だ。こちらはThe Game Kitchenが開発し、Dotemuがパブリッシングを行う。
このほか、スマートフォンゲームでは、バンダイナムコエンターテインメントとの共同タイトル『キングダム 覇道』、そして、IP許諾タイトル『信長の野望 天下への道』が年内にリリースとなる予定だ。

コンソール・PCを中心に増収を見込んでいるものの、中長期に向けた開発投資が先行することもあって、営業減益となる見通し。また転換社債の償還に伴い、運用額が一時的に縮小することや、昨今の金融資本市場の状況を踏まえ、経常利益と最終利益も減益を見込む。
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高831億5000万円、営業利益321億1900万円、経常利益499億8800万円、最終利益376億2800万円(202年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635