東京通信グループ、1Q(1~3月)決算は収益貢献度の高い事業に経営資源を集中して営業黒字転換 ハイカジで新たなヒットタイトルが誕生

  • 東京通信グループ<7359>は、5月14日、2025年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、収益貢献度の高い事業への経営資源の集中とその他の事業の収益構造の見直しが奏功し、営業黒字転換を果たした。

    売上高15億5800万円(前年同期比13.7%増)
    営業利益5500万円(前年同期9600万円の赤字)
    経常利益4100万円(前年同期比124.0%増)
    最終利益1800万円(前年同期8000万円の赤字)

    セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①メディア事業 売上高8億9600万円(前年同期比9.8%増)、セグメント利益は1億300万円(同86.8%増)
    スマートフォンゲームアプリの取り組みにおいて経営資源の配分を継続的に見直し、主力であるカジュアルゲームアプリおよびハイパーカジュアルゲームアプリに重点的に投下した。その結果、ハイパーカジュアルゲームアプリにおいて新たなヒットタイトルが誕生し、事業全体の成長をけん引した。

    画像メーカーサービス「Picrew(ピクルー)」は、コンテンツの拡充が広告収益の安定に寄与し、収益は堅調に推移した。加えて、第1四半期期間より新たに開始した課金機能においては、月額課金会員数が増加基調で推移しており、順調な立ち上がりを見せた。

    ②プラットフォーム事業 売上高5億5000万円(同10.1%増)、セグメント利益7200万円(同329.6%増)
    主力である電話占いサービス事業が安定的に推移したことにより、一時的にセグメント利益が減少した前年同期と比較して、セグメント利益は329.6%増となった。エンタメテック事業は、安定的に黒字を計上できる体制が整いつつあり、着実に収益基盤が強化された。今後も引き続き体制整備を進めるとともに、収益拡大に向けた取り組みを継続した。

    ③その他 売上高1億1100万円(同105.7%増)、セグメント損益800万円の赤字(前年同期5300万円の赤字)
    ファンクラブビジネス事業、メタバース事業、デジタルサイネージ事業、投資事業および新規事業開発などに取り組んだ。収益面で苦戦していたファンクラブビジネス事業は収益構造の見直しが奏功し、黒字化を達成した。また、当初計画より進捗が遅れていたメタバース事業は、持分法適用会社のアミザにて、インターネット上のバーチャル空間「AMIZA CITY GINZA」β版を公開した。

  • ■通期業績予想は変更なし

  • 2025年12月期の業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高60億万円(前期比2.4%増)
    営業利益5000万円
    経常利益1500万円
    最終損益5000万円の赤字

株式会社東京通信グループ
https://tokyo-tsushin.com/

会社情報

会社名
株式会社東京通信グループ
設立
2015年5月
代表者
代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
決算期
12月
直近業績
売上高58億6100万円、営業損益2億3000万円の赤字、経常損益2億1100万円の赤字、最終損益4億1300万円の赤字(2024年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
7359
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