テレビ東京HD、2028年3月期に売上高1650億円、営業利益115億円を目指す中期計画…アニメ・配信事業を第1成長エンジンに

テレビ東京ホールディングス<9413>は、5月14日、中期経営計画を発表した。最終年度となる2028年3月期に売上高が2025年3月期の実績比で5.9%増の1650億円、営業利益で47.6%増の115億円、最終利益で39.3%増の84億円を目指す。

同社は、これまでアニメ・配信の成長を梃子に放送だけに頼らない収益構造改革を進めてきたが、アニメ・配信事業を第1成長エンジンとして再定義し、今後の成長が期待される「テレ東BIZ」「シナぷしゅ」「FAST」を第2エンジンと位置付けることで、改革を加速する。

テレ東グループは、コンテンツ制作力をさらに強化、コンテンツIP(知的財産)のグローバル展開に注力して「グローバルIPメディア」へと進化する。営業改革を推進し、テクノロジー・AIを積極活用、大型投資をしてきた基幹システムのDXにより生産性の向上を一層進める。取引先も含め人権を尊重し、社会に信頼されるメディアであり続けたい、としている。

 

1.コンテンツ力を強化、あらゆるルートで発信
・独自のヒットコンテンツIP(知的財産)を数多く生み出す
2.アニメを中心とした全コンテンツのグローバル展開を加速
・「NARUTO/BORUTO」の海外収益力アップに注力、海外大型プロジェクトを推進
3.全て売る、営業改革を推進
・放送番組だけでないトータルセールス、デジタルマーケティングを強化
4.配信 AVOD・SVOD 底上げ、収益多角化を推進
・FAST で世界的ヒットを生み出し収益化へ
5.信頼される経済報道を貫き、次なる成長の核に
・テレ東 BIZ の会員獲得増に向け経済コンテンツを強化
6.新規事業開拓をスピードアップ
7.最先端テクノロジーで進化、「AI 活用先端企業」へ
・DX(デジタルトランスフォーメーション)で生産性を向上
8.人権尊重、サステナビリティを推進
・「テレビ東京グループ人権方針」に基づいて人権デューデリジェンスを推進
9.グローバル IP メディアへの進化を支える、人と組織の基盤強化
10.成長と効率化を加速し、グループ全体の収益力強化

株式会社テレビ東京ホールディングス
https://www.txhd.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社テレビ東京ホールディングス
設立
2010年10月
代表者
代表取締役会長 小孫 茂/代表取締役社長 石川 一郎
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
9413
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