今日は「1」が4つ並ぶ日です。
ゲームソフト各社が開発体制の見直しを行っているという記事がありました。
そのほか、コロプラの記事や、ミクシィの戦略に関する記事もありました。
■大手ゲームソフト各社、開発体制の見直し
11月11日付けの日本経済新聞朝刊は、ゲームソフト各社が、プラットフォームの多様化に柔軟に対応するため、開発体制の見直しを進めていると報じています。報道によれば、カプコン<9697>は、家庭用ゲーム機や携帯電話、パソコンなどプラットフォームごとに分かれていた開発部隊を統合し、企画段階から複数のプラットフォームで展開することを視野に入れるようにするほか、セガサミーHD<6460>は、同じタイトルであってもプラットフォームごとにチームを組んでいた体制を見直し、一括して開発する計画を作成するとのこと。バンダイナムコ<7832>もタイトルごとに開発、販売、配信する組織とし、コーエーテクモ<3635>もモバイル部門とオンライン部門を統合したそうです。
■任天堂、ハードとソフトのセット販売などで年末商戦テコ入れ
11月11日付けの日経新聞朝刊は、任天堂<7974>が年末商戦のテコ入れのため、既存のゲーム機やソフトの拡販策を打ち出す、と報じています。報道によれば、「Wii」向けに操作性を高めた新しいコントローラー「Wiiリモコンプラス」を発売するほか、人気ゲームソフトとゲーム機をセット販売するとのこと。Wiiと「Wiiスポーツリゾート」のセット販売や、マリオ内蔵のWii、DS本体と「ポケモン」とのセット販売などが行われるようです。
■コロプラがKDDIと提携 「コロプラ」各界に効果波及で注目集まる
11月11日付けの日経産業新聞は、携帯電話の位置情報を利用する「位置ゲーム」が幅広い企業から注目を集めている、と報じています。その位置ゲームの代表は、登録ユーザー150万人を集めるコロプラ「コロニーな生活☆プラス」。コロプラ創業者であり、開発者の馬場社長は、携帯コンテンツ制作会社に勤務していた時、趣味でこのゲームを制作したそうです。いつでも持ち歩ける携帯の特性を生かして、地域貢献につなげることを目指したもので、その狙いどおり、旅行代理店や全国各地の名産品店、鉄道会社などに効果が波及しているとのこと。
ちなみに、10日に発表したKDDI<9433>との提携は、KDDIがコロプラの集客を支援することで、他の携帯電話キャリアとの差別化が図れるだけでなく、アイテム販売手数料や料金代行手数料が得られるため、だそうです。KDDIは、こうしたコンテンツ制作会社との提携に力を入れているのは、こうした狙いがあるようです。
■ミクシィの今後の戦略について
11月11日付けの日経産業新聞は、特集「解剖SNS(中)」で、ミクシィ<2121>の戦略を取り上げています。報道によれば、ミクシィの今後の戦略は、2004年のサービス開始以来、積み重ねてきた2000万人を超える会員基盤を外部に公開すること。会員同士のつながりである「ソーシャルグラフ」を生かしたもので、ソフトバンクモバイルのスマートフォンやテレビなどの家電と連携、外部サイトに「mixiチェック」の提供等の施策があげられます。ソーシャルゲームの課金収入が小さいため、同業他社に比べて収益的に見劣りしますが、今後は、企業の公式サイト開設など企業からの課金システムも模索するなど新しい収益源を生み出していく、とのことです。