【ゲームエンタメ株概況(5/27)】フリマ事業者と転売対策の任天堂が3日続伸 ビットコイン高値でメタプラネットS高 GENDA年初来安値更新【チャート掲載】

5月27日の東京株式市場は3日続伸。日経平均株価は、前営業日比192円58銭高の3万7724円11銭でこの日の取引を終えた。午前中はエヌビディアの決算発表や日米関税交渉を控えて様子見ムードが広がったものの、後場に入ると国内金利の低下を背景に円安方向に振れことを手がかりに買い優勢となった。

 

【主要指数】
・日経225: 37,724.11(+192.58)
・TOPIX: 2,769.49(+17.58)
・ドル/円: 143.42(+0.59)
・ダウ: 41,603.07(-256.02)
・ナスダック: 18,737.21(-188.53)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は66銘柄(69%)、下落は28銘柄(29%)、変わらずは2銘柄(2%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。

個別銘柄では、任天堂<7974>が3日続伸。この日、フリマサービスやネットオークションを手掛ける事業者と「Nintendo Switch2」の不正な転売対策を行うことで合意したと発表した。健全なプラットフォームの成長が期待されているようだ。

 

カプコン<9697>やスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、バンダイナムコホールディングス<7832>など大手ゲームの一角も堅調。

 

また、ビットコインが高値更新したことを受けて、メタプラネット<3350>がストップ高となったほか、イオレ<2334>、セレス<3696>など暗号資産関連の一角が大きく買われた。

 

サンリオ<8136>が大幅続伸。前日にアナリスト向け経営戦略説明会を開催したと伝えられている。IPを使った成長戦略への評価が高まったとのこと。

 

SANKYO<6417>が反発。東海東京証券が同社株のレーティング「アウトパフォーム」の継続としたうえで、目標株価を2730円から3030円に引き上げたとの観測が出ている。

 

他方、GENDA<9166>が大幅続落となり、年初来安値を更新した。海外募集の増資と売出しの払込期日が明日5月28日に控えている。発行価格969円に対してこの日の終値は925円だった。なお、増資と売出しに際して、安定操作は行っていないとのこと。

  

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