アクロディア、2011年8月期の業績予想を下方修正…スマホへのシフト順調も費用先行

携帯電話向けのミドルウェアを手がけるアクロディア<3823>は、フィーチャフォン向けからスマートフォン向けへの移行を進めているが、まだ費用が先行している状態のようだ。同社はこの日、2011年8月期の連結業績予想を下方修正し、売上高21億7000万円(前回予想21億4000万円)、営業損益6億1000万円の赤字(同5億4600万円の赤字)、経常損益6億7300万円の赤字(同6億6000万円の赤字)、当期純損益8億0400万円(同7億4700万円の赤字)とした。     同社では、子会社AMAが行うEC事業が好調に推移したため、売上高は従来予想を上回ったものの、Acrodea Koreaの売上未達や、スマートフォン向けサービス拡充に伴う費用の増加が営業損益、経常損益を圧迫した、としている。さらに当期純損益については、欧州支社閉鎖に伴う損失計上、Acrodea Koreaでのソフトウェア償却費、AMSでの貸倒引当金繰入額などを特別損失として計上したとのこと。