コナミグループ、26年3月期決算は売上高4300億円、事業利益1140億円と過去最高となる見通し…ゲームとアミューズメント、スポーツが拡大

コナミグループ<9766>は、2026年3月期の連結決算(IFRS)について、売上高4300億円(前年同期比2.0%増)、事業利益1140億円(同4.5%増)、営業利益1060億円(同4.0%増)、最終利益750億円(同0.4%増)と増収・増益を計画している。前期2025年3月期に続き最高業績となる見通しだ。

・売上高:4300億円(同2.0%増)
・事業利益:1140億円(同4.5%増)
・営業利益:1060億円(同4.0%増)
・最終利益:750億円(同0.4%増)
・EPS:553.27円

 

主力のデジタルエンタテインメント事業が引き続き拡大する。『eFootball』を中心にモバイルゲームが伸びるほか、「METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER」(25年8月発売)を投入するほか、『サバイバルキッズ』(6/5)、『シャインポスト Be Your アイドル!』(6/5)、『EDENS ZERO』『Deliver at All Costs』などを発売する予定。

発売日は未定だが、「SILENT HILL」シリーズ最新作「SILENT HILL f」を鋭意制作中(6月5日追記、9月25日発売)。シリーズで初めて日本を舞台とする新たな“サイコロジカルホラー”をお届ける、としている。「美しいがゆえに、おぞましい。」というコンセプトをもとに、リアルで没入感溢れる作品となるとのこと。

このほか、「幻想水滸伝」シリーズでは完全新作となるモバイルゲーム「幻想水滸伝 STAR LEAP」の制作や「幻想水滸伝II」のTVアニメ化を進めている。

 

アミューズメントでは、「モンスター烈伝 オレカバトル2」の設置台数拡大と「モンスター烈伝 オレカバトル2 パンドラのメダル」を市場に投入する。「わたしの幸せな結婚」のスマスロ機なども発売する予定だ。スポーツ事業では会費改訂効果や受託の拡大、「Pilates Mirror」の店舗拡大で増益を目指す。

 

各事業セグメントの業績見通しは以下の通り。

■デジタルエンタテインメント事業
・売上高:3100億円(前の期比1.6%増)
・事業利益:1030億円(同4.1%増)

■アミューズメント事業
・売上高:310億円(同12.2%増)
・事業利益:80億円(同34.7%増)

■ゲーミング&システム事業
・売上高:430億円(同0.8%増)
・事業利益:75億円(同1.9%増)

■スポーツ事業
・売上高:490億円(同0.9%増)
・事業利益:30億円(同34.4%増)

コナミグループ株式会社
http://www.konami.com/

会社情報

会社名
コナミグループ株式会社
設立
1973年3月
代表者
代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
決算期
3月
直近業績
売上高4216億200万円、営業利益1019億4400万円、最終利益746億9200万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
証券コード
9766
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