【ゲームエンタメ株概況(6/4)】明日5日のSwitch 2発売を控えて任天堂など家庭用大手ゲーム株の一角が買われる eスポーツ関連物色でGLOEがS高

6月4日の東京株式市場では、日経平均は4日ぶりに反発し、前日比300.64円高の3万7747.45円で取引を終えた。為替が1ドル=144円台と円安方向に振れて推移したことに加え、任天堂<7974>などゲーム株の一角に買いが入ったこともあり、朝方から3万7700円台での推移が続く展開となった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は61銘柄(64%)、下落は28銘柄(29%)、変わらずは7銘柄(7%)で、上昇した銘柄が多数を占めた。
中で、前述の任天堂をはじめ、バンダイナムコHD<7832>やセガサミーHD<6460>など家庭用ゲーム大手の一角が買われた。明日6月5日に待望の新ハードウェアNintendo Switch 2がいよいよ発売となる予定であり、市場の活性化を期待した買いが流入する展開となっているようだ。
また、GLOE<9565>が朝方から急騰し、ストップ高まで買われた。日本スポーツ協会が国民スポーツ大会でeスポーツを採用する検討に入ったと報じられたことで、eスポーツ事業で大きな実績を持つ同社に市場の買いが向かったもようだ。なお、同社の親会社であるカヤック<3904>も大幅続伸した。
ほか、ワンダープラネット<4199>や円谷フィールズHD<2767>などが高い。
半面、家庭用ゲーム大手の中でスクウェア・エニックスHD<9684>が6日続落と軟調な推移になった。スクエニHDは、SBI証券が投資判断を「中立」から「売り」に格下げし、目標株価も6160円から5690円に引き下げたことが新たに嫌気されているようだ。
そのほか、gumi<3903>の下げがきつく、日本ファルコム<3723>やブシロード<7803>などがさえない。

会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆1649億2200万円、営業利益2825億5300万円、経常利益3723億1600万円、最終利益2788億600万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- GLOE株式会社
- 設立
- 2015年11月
- 代表者
- 代表取締役 谷田 優也/代表取締役 古澤 明仁
- 決算期
- 10月
- 直近業績
- 売上高22億6400万円、営業利益1400万円、経常利益100万円、最終損益500万円の赤字(2023年10月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9565