スクウェア・エニックス、25年3月期決算は営業益117%増の342億円、最終益152%増の242億円…HDゲーム収益改善、一時費用の影響が解消
スクウェア・エニックスの2025年3月期(第17期)の決算は、売上高2146億3400万円(前の期比12.5%減)、営業利益342億8000万円(同117.5%増)、経常利益332億1800万円(同39.7%増)、最終利益242億0500万円(同152.2%増)だった。
・売上高:2146億3400万円(同12.5%減)
・営業利益:342億8000万円(同117.5%増)
・経常利益:332億1800万円(同39.7%増)
・最終利益:242億0500万円(同152.2%増)
同社は、スクウェア・エニックスグループの中核企業で、デジタルエンタテインメント事業のほか、アミューズメント事業、出版事業、ライツ・プロパティ事業など幅広く展開している。
主力事業であるHDゲームの収益改善が寄与したようだ。新作タイトルの売上が減少したものの、発費の償却負担や広告宣伝費、コンテンツ評価損が減少した。想定以上に売上が伸びた「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」も寄与したという。
さらに、「ファイナルファンタジーXIV」の最新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」を発売したMMOも増収増益となり、会社全体の業績に貢献した。
なお、純利益が大きく伸びているが、営業利益と経常利益の伸びに加えて、前の期に計上された一時費用のコンテンツ等廃棄損172億円の影響がなくなったことも大きい。


会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)