ソーシャルゲーム市場は果たして伸びているのか? SAPは本当に儲かっているのか? 各所で議論されているが、上位SAPは引き続き元気のようだ。ドリコム<3793>は、本日(10月13日)、第2四半期累計(4~9月期)の業績予想を上方修正し、売上高26億5000万円(前回予想22億円)、経常利益5億6000万円(同3億2000万円)、四半期純利益5億6000万円(同3億2000万円)とした。従来予想比では、売上高20.5%増、経常利益75.0%増、四半期純利益75.0%増だった。
ソーシャルゲーム事業で従来より提供している既存タイトルが好調に推移したことに加え、mixi向けのタイトルも想定を上回って推移した、としている。同社では業容拡大に対応し、オフィス増床をおこなったため、コスト負担が発生したものの、ソーシャルゲーム事業の想定を上回る売上で吸収したとのこと。
同社では、「ビックリマン」、「ソード×ソード」、「陰陽師」、「ちょこっとファーム」などを「GREE」で提供しており、ランキング上位に常時入っている。「mixi」では、「ビックリマン」、「ソード×ソード」、「陰陽師」を提供し、これらも「mixi」のランキングでトップ5に入っている。
2012年3月通期の見通しについては、ソーシャルゲーム市場の成長が続く中、フィーチャフォンからスマートフォンへのシフトなど不確定要因が存在することや、ミクシィ向けリワード広告サービスの影響も合わせて精査を行なっているという。11月1日の第2四半期の決算発表時に改めて開示する予定。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793