ワンダープラネット、3Q(9~5月)は協業先との新作開発進み増収を確保 『パンドランド』の追加開発、広告宣伝費増などで赤字計上に

  • ワンダープラネット<4199>は、7月14日、2025年8月期の第3四半期累計(9~5月)の決算(非連結)を発表、協業先との有力IPタイトル2本の新規開発がおおむね想定どおりに進捗し、売上高は増収を確保した。

    一方で、『パンドランド』においてグローバル展開に向けた追加開発費や新規ユーザー獲得のための広告宣伝費負担が発生したことなどで、営業赤字に転落した。

    売上高16億4200万円(前年同期比0.2%減)
    営業損益1億7400万円の赤字(前年同期4700万円の黒字)
    経常損益1億9400万円の赤字(同4000万円の黒字)
    最終損益2億800万円の赤字(同300万円の黒字)

    協業先との有力IPタイトル2本の新規開発がおおむね想定どおりに進捗し、新規タイトル開発および『パンドランド』などの既存タイトル運営に係る開発・運営売上高は前年同期比で増収となり、売上高構成比は約56%となった。

    一方で、2024年3月にサービス終了した『ジャンプチ ヒーローズ』日本版および繁体字版の減収影響や『クラッシュフィーバー』も前年同期比で減収となったこと、2025年4月にグローバル展開を開始した『パンドランド』が想定を下回ったことなどを要因に、会社全体では前年同期比で横ばいとなった。

    営業利益については、2024年9月の『アリスフィクション』のサービス終了に伴う収益認識があったことや、中長期的な収益の拡大に向けた新規タイトル開発の進捗に応じた開発・運営売上高が堅調に推移した一方で、既存タイトルの減収影響に加え、『パンドランド』においてグローバル展開に向けた追加開発費や新規ユーザー獲得のための広告宣伝費負担があったことなどにより、前年同期比で減益となった。

    なお、2025年2月に実施した無担保社債の発行に伴い、社債発行費を営業外費用に1100万円を計上している。

  • ■2025年8月期業績予想は引き続き非開示

  • 2025年8月期通期の連結業績予想は引き続き非開示。近年の世界のモバイルゲーム市場を取り巻く競合環境の変化が以前にも増して著しく、タイトルの業績動向を精緻に予測することがより困難であることから、現時点で会社全体での合理的かつ信頼性のある業績予想の策定および公表が困難であるため、としている。

※過去12四半期分の四半期推移のグラフを追加しました。

ワンダープラネット株式会社
http://wonderpla.net/

会社情報

会社名
ワンダープラネット株式会社
設立
2012年9月
代表者
代表取締役社長CEO 常川 友樹
決算期
8月
直近業績
売上高23億1600万円、営業損益1億2900万円の赤字、経常損益1億5300万円の赤字、最終損益1億3100万円の赤字(2025年8月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4199
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