サイバーステップ、25年5月期決算は既存事業の利用率低下や新規事業の不振で2ケタ超の減収に 全社的なコスト削減施策を推進も赤字幅が拡大
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サイバーステップ<3810>は、7月15日、2025年5月期の連結決算を発表、既存事業の利用率の低下や新規事業にて想定していた売上強化の施策が遅延したことにより、2ケタ超の減収となった。
また、全社的なコスト削減施策を推進した結果、費用面では一定の抑制効果が見られたものの、売上高の減少幅が当初の想定を上回ったことにより、営業赤字幅が拡大した。
売上高25億400万円(前々期比16.1%減)
営業損益17億8700万円の赤字(前々期14億5500万円の赤字)
経常損益19億1600万円の赤字(同15億2000万円の赤字)
最終損益16億9500万円の赤字(同14億5800万円の赤字)セグメントごとの状況は以下のとおり。
①オンラインゲーム事業 売上高21億9800万円(前々期比21.6%減)、セグメント損益6億400万円の赤字(前々期5億3800万円の赤字)
ユーザーの獲得競争の激化や一部の運営体制の見直しなどにより売上高は減少した。コスト面においては全社的なコスト削減などを継続して実施した。②エンターテインメント事業 売上高3億600万円(同68.4%増)、セグメント損益6億3500万円の赤字(前々期1900万円の赤字)
主に映像作品における音響制作の受注や動画配信プラットフォーム向けコンテンツの制作などに注力するとともに、国内アーティストなどとの物品製作および販売や、イベント共催への参加による収益拡大に取り組んだ。一方で制作コストの上昇や体制の構築の難航などにより、売上強化および収益に対する効果が想定より下回って推移した。 -
■今期業績予想は非開示
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2026年5月期通期の連結業績予想については、現段階で合理的な業績予想の算定が困難なことから未定としている。今後、適正かつ合理的な予想が算出可能となった時点で速やかに公表する予定だ。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップホールディングス株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 湯浅 慎司/創業者 代表取締役会長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高25億400万円、営業損益17億8700万円の赤字、経常損益19億1600万円の赤字、最終損益16億9500万円の赤字(2025年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810
