バンダイ、福島県の磐梯町と「サステナビリティ連携協定」を締結 「アイドルマスター」シリーズとのコラボも

バンダイは、福島県の磐梯町(ばんだいまち)とサステナビリティの取り組みに関しての連携協定を7月1日に締結したことを発表した。

名称が同音ということから、磐梯町の公式キャラクター「ロボばんじぃ」のデザインをバンダイが協力するなど、かねてより親交を深めてきたが、今回、「子どもの学び支援」「地域創生」をさらに一歩進めたいという両者の想いが一致し、「サステナビリティ連携協定」を締結した。

バンダイでは、サステナビリティを推進するにあたり、「安全安心な商品・サービスの提供」「地球環境との共生」「未来を担う子どもたちを育む体験価値の創出」を掲げており、今回の取り組みは特に「ヒト」と「地域」にフォーカスを当てた「子どもの学び支援」や、バンダイナムコグループのIPを活用したコラボレーションを実施することで、「地域創生」にも貢献したいと考えているという。

なお、バンダイの社名は、磐梯町から由来するものではなく、永遠にかわらないことを意味した「萬代不易」に由来しており、「いつの世でも人びとの心を満たす商品を作り、やむことのない企業の発展を願う」という想いが込められている。同音である磐梯町とも、双子のような、かわらない協力関係で「子どもの学び支援」「地域創生」に取り組んでいく。

■本協定の事項

(1)ヒト…子どもの学び支援
(2)地域…地域創生

■連携協定事項に係る実施内容

(1)子どもの学び支援
・子どもたちの未来のための持続可能性のある学習環境づくりとして、「バンダイの森」構想への参画
(2)地域創生
・磐梯山に代表される磐梯町の自然保全に向けた、ネイチャーポジティブ推進のための支援
・バンダイナムコグループの所有するIPと磐梯町のコラボレーション実施
・地域活性化施設「道の駅ばんだい」の支援

【「バンダイの森」構想について】
「バンダイの森」は磐梯町が、自然と共に生きている実感を味わうことのできる場づくりを目指す取り組み。このなかでバンダイは「子どもたちが自然体験や探究を出来る場づくり」を一緒に考え、また作り上げていくことで、「子どもの学び支援」を行う。「子どもたちとつくる、進化し続ける」をキーワードに、一過性ではなく、将来にわたり子どもたちに新たな可能性を提供し続ける施策を共同で進めていきたいと考えているという。

【バンダイナムコグループIPと磐梯町のコラボレーションについて】
我々の強みであるIPで磐梯町を盛り上げ、「地域創生」に貢献する取り組みとして、バンダイナムコグループIPである「アイドルマスター」シリーズから、『アイドルマスター SideM』のコラボレーションを実施する。『アイドルマスター SideM』から、福島県出身の天道輝がリーダーを務める「DRAMATIC STARS」が磐梯町の「ばんだい名水大使」に就任した。今後はオリジナルグッズや、ノベルティ、また「道の駅ばんだい」とのコラボレーションやふるさと納税の返礼品など、幅広いコラボレーションを実施し、地域の盛り上げに貢献していく。

▼磐梯町 佐藤淳一町長コメント
このたび、株式会社バンダイ様と「ばんだいサステナビリティ連携協定」を締結できましたことを、大変うれしく思います。

名称が同音ということがきっかけで、これまで親交を深めてきましたが、こうしてひとつの形となったことに、心から感謝申し上げます。

子どもたちの学びの支援や地域創生といった、私たちにとって重要な課題に対し、力強いパートナーとともに取り組めることは、非常に心強い限りです。

未来を担う子どもたち、そしてこのまちのさらなる発展のために、今後も力を合わせ、ともに挑戦を続けてまいりたいと考えております。

株式会社バンダイ
http://www.bandai.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイ
設立
1950年7月
代表者
代表取締役社長 竹中 一博
決算期
3月
直近業績
売上高1491億5500万円、営業利益122億4100万円、経常利益134億4600万円、最終利益99億4700万円(2023年3月期)
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