【ゲームエンタメ株概況(7/22)】劇場版「鬼滅」最新作大ヒットで東宝"上場来高値更新" 庵野秀明氏の子会社への参画でIGポートも大幅反発【チャート掲載】

7月22日の東京株式市場は続落。日経平均株価は、前営業日比44円19銭安の3万9774円92銭でこの日の取引を終えた。参議院選挙が終了し、政治情勢への過度な懸念が後退したことを受けてショートカバーが入り、一時4万円台を回復する場面があった。ただ、買い戻しが一巡すると上げ幅を縮小し、後場に入ってマイナスに転じたという。

 

【主要指数】
・日経225: 39,774.92(-44.19)
・TOPIX: 2,836.19(+1.71)
・ドル/円: 147.85(+0.47)
・ダウ: 44,323.07(-19.12)
・ナスダック: 20,974.18(+78.52)
・SOX: 5,739.42(+6.80)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は41銘柄(43%)、下落は52銘柄(54%)、変わらずは3銘柄(3%)で、下落した銘柄の方が多かった。

大手ゲーム関連は小幅ながら全面安。ソニーグループ<6758>は前場はプラスだったものの、後場に入ってマイナスに転じた。みずほ証券が目標株価を4630円から4860円に引き上げていた。同じく任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>も後場に入ってマイナスとなった。セガサミーHD<6460>、コナミグループ<9766>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>、コーエーテクモHD<3635>も安い。

 

個別銘柄では、IGポート<3791>が大幅反発。連結子会社プロダクション・アイジーの取締役に庵野秀明氏が8月21日付で就任すると発表しており、庵野氏が代表を務めるカラーとの連携や経営体制強化などへの思惑買いが入っているとのこと。

 

東宝<9602>が続伸。株式分割を考慮した上場来高値を更新した。アニプレックスはこの日、映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」について公開3日間で観客動員384万人、興行収入55.2億円を記録したことを発表したことが手がかり材料となった。日本で公開された映画史上でオープニング成績、初日成績、単日成績を更新した。

 

他方、KLab<3656>が売られた。先週末、希望退職者100名の募集に対して応募したのは47名だったことを明らかにした。特別損失として4100万円を計上する見込み。募集人数を下回っており、業績の立て直しの遅れなどが懸念されているようだ。gumi<3903>、グリーHD<3632>、ネクソン<3659>などもさえない。

 

 

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