さくらインターネット、26年3月期の営業利益を38億円→3.5億円に大幅下方修正 GPUインフラサービスの成長が一時的に遅れる見込み あくまで一時的と強調

さくらインターネット<3778>は、7月28日、2026年3月期業績予想の下方修正を行い、売上高365億円(前回予想404億円)、営業利益3億5000万円(同38億円)、経常利益4億円(同34億円)、最終利益2億円(同24億円)、EPS5.00円(同60.00円)としてそれぞれ大きく引き下げた。

・売上高:365億円(前回予想404億円)
・営業利益:3億5000万円(同38億円)
・経常利益:4億円(同34億円)
・最終利益:2億円(同24億円)
・EPS:5.00円(同60.00円)

【従来予想からの修正率】
・売上高:9.6%減
・営業利益:90.7%減
・経常利益:88.2%減
・最終利益:92.0%減

【前年実績との比較】
・売上高:16.1%増
・営業利益:91.5%減
・経常利益:90.1%減
・最終利益:93.1%減

同社では、生成AI向け大型案件終了の影響でGPUインフラストラクチャーサービスの売上予想を158億円から85億円に下方修正したため、としている。継続を見込んでいた生成AI向けの大型案件終了の影響により、一時的にGPUインフラストラクチャーサービスの売上成長が遅れる見込みになったとのこと。

今回の修正は一時的な利益減少であり、8月には新型GPU「NVIDIA B200」の提供を開始し、高付加価値型の多様なGPU基盤を提供することで、大口から中小口顧客への販売を加速させるという。また、ガバメントクラウドの正式認定に向けて全リソースをクラウドサービスに集中し、将来的な成長を目指す。

さくらインターネット株式会社
http://www.sakura.ad.jp/

会社情報

会社名
さくらインターネット株式会社
設立
1999年8月
代表者
代表取締役社長兼最高経営責任者 田中 邦裕
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
3778
企業データを見る